Pnishプロデュース『その鉄塔に男たちはいるという』、27日昼と30日夜の回を観てきました。

比較的重い設定のストレートプレイだったのですが笑いもあり、2時間弱の上演時間があっという間に感じる程密度の濃い内容で大満足です!

どんな話だったかというと、

鉄塔に4人の男が逃げてくる。
彼らは慰問に訪れたコメディショーのメンバー。
「あんな不本意なライブはやりたくない」
7日後の作戦が終わるまで、ここで過ごすことを決めた。
じりじりと日は過ぎていく。
しかし、ある日突然ひとりの脱走兵がやってきた。
駐屯地から逃げ出した5人。
彼らはどう過ごし、どうなってしまうのだろうか?

ってな感じです。

キャストがこのくらいの数だと関係を把握するのが楽で、のめり込んで観られるので終演後に満たされたな~としみじみ思いました。

以下ネタバレありなのでご注意あれ。












劇中のアリとキリギリスの例えが使われるシーンがあるのですが、キリギリス=お気楽すぎだと非難された人物がこう言います。
「キリギリスのダメな所はさ、冬になって歌うのをやめたことだよ。歌ってりゃ良かったんだ」
このあと、どうせならそういう大きいとこで見栄をはりたいよな!みたいな事を言うのですが、この台詞の前まで何なのコイツ!と思っていたのが全て吹っ飛びました。覚悟もなく逃げてきたように見えて一本筋が通っているというか、武士は喰わねど高楊枝的な意地の張り方がなんか愛しいというかそんなふうに思いました。

派手なことは何もないけど、うまく複線はってあったり、日替わりネタの笑いがあったり二回観ても内容にどっぷり入れ込める良作でした!