人間の大脳は140億の細胞で成り立っているらしく、
その脳細胞というのは20歳を超えると毎日10万個程死んでいくらしい、すっごい死んでいく。


物理的な衝撃、ストレス、あるいは食事等による神経毒の摂取も脳細胞の死を加速させるようだ。
もっとすっごい死んでしまう。


記憶に関しても不思議なもので
十年前の事は昨日のことのように思い出せるのに
昨日の事は遠い昔のように思い出せない。


科学的な因果関係を求め、解決策を探るのも悪くない。
「そういうもんだ」と諦観して生きるのも悪くない。

どちらにせよ、ゴールを明るく設定することに意味がありそうだ。



相も変わらず日々は泥沼、一歩踏み出せば足を取られる。
かと言って踏み出さなければ現状に飲み込まれて抜け出せない。


もがいた分だけ大きな痕跡が残り
足掻いた分だけ確かな記憶に残る


そして大抵は時間が笑い話に変えるのだろう

それくらいの事は分かる様になったつもりだ。



それでも人の脳細胞はすっごい勢いで死んでいく。
泥だらけで歩いていても、雨に打たれて、それが乾いてしまえば何も無かった様に見えるものだ。


であれば、何かしらの形に残すことが望ましい。


玉石混合のカタログだとしても
当人には大事なアルバムとなる。


そんな意味で始めたブログも結局三日坊主を繰り返すありさまだが
繰り返せる内は死んでないということだから喜ばしい。


気紛れに興味を持っては失って、
また熱を上げては目移りをする。


そんな風に生きてきたのだから、このザマですら自分らしくて笑えるものだ。



完璧を求め過ぎると心が荒む、
完璧にこなせない自分に苛立ち、焦り、罵る言葉が黒い帳となって押し寄せる。


ならば這ってでも乗り越えられる程にハードルを下げた方が全然マシだ。

赤塚不二夫ばりに
「これでいいのだ」の精神を死にゆく脳細胞に刻み込みたいところである。