亥年、タカです。
ブルドックは不思議な犬だ。
元々は18世紀イギリスで牛と戦わせる為に品種開発された闘犬である。
それ故に、噛み付かれても大丈夫なように皮膚がだぶついていたり、
噛み付いた際に呼吸が出来るよう鼻が低かったりするらしい。
しかし1835年に動物虐待法が成立、
"牛いじめ"と呼ばれるブルバイティング(bullbating)という闘技も廃止されたことに伴って、愛玩犬や番犬としての品種改良が進められた。
というのがザックリとした経緯。
角ばった米俵にみたいな身体から
ガッシリとした短い足がちょこんと生えている。
何もかもがアンバランスながら
トータルでみると整合性が取れたボディ。
これにイカつい顔がドデンとくっ付いているのだ。
イカつい顔してるくせにとても温厚で人懐っこいとくれば
妙にコミカルな愛嬌を感じざるを得ない。
そんな彼らは遺伝的に自然出産がほとんど出来ないらしい。
後ろ足があまり発達していない為、
骨盤が小さい
つまり母犬の産道も狭いので
頭の大きな子犬を自然に産む事が難しいのだ。
そのため、8割が帝王切開で生まれてくるのだそうだ。
人間の都合で品種改良されてきた種であるがゆえに
どこまでもアンバランスになってしまっている一面がある。
だが、僕が出会ったブルドックのブリーダーさんは
単純にブルドックのファンであり
純粋にブルドックを愛している。
故に同じくブルドックを愛する人たちにブルドックのいる生活を提供出来たら幸せだと思い
繁殖を試みるようだ。
溢れに溢れた情報化社会の中では様々な意見が乱立しては対立する。
そんな中において家族として、生命としてのペット
それを取り巻くビジネスの間に対立が生じる事は致し方ないと思った上で意見する。
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2019年一月からカリフォルニアでは犬、猫、ウサギの生体販売を禁止する法律が施行された
先進各国でペットの生体販売に関する疑問の声が上がっている。
日本でも「ペットを売らないペットショップ」というものが出て来ているようだ。
世界の流れ的にペットショップの在り方に疑問を呈する流れになっているようだ。
そういう僕もペットショップで働いた事はないし、
これまで実家で飼ってきたペットは拾ってきた子や、貰ってきた子ばかりなので
聞いた話や本やネットで得た知識でしかないが。
このご時世、ペットショップが
売れ残った犬や猫たちを保健所に連れていって殺処分する、というのは
個人店や一部の悪徳業者を除いてもはや都市伝説みたいなもんなんじゃないかと思うのだ。
もちろん、そういった事実があったからこそ
殺処分の話が出てくるのは明らかになんだけど
昨今の情報に溢れた社会では他人の口に戸を立てることは不可能だ。
余裕で匿名の内部告発を世に放てる時代だ。
特に大手のペットショップなどで
「売れ残った動物を殺処分している」
という噂が広まれば、もう一瞬で社会的信用を失うだろう。
となれば、そんなリスクを冒してまで処分する意味なんてないんじゃないかと思う。
実際、売れ残ってしまったペットは値下げして売りに出すし
一部ではボランティア団体と連携して里親を探したりもする。
そこで新たな家族が見つかれば幸せなケース。
あるいはブリーダーの元へ還元されるパターンもあるが、その先はブリーダー次第であるという。
改めて家族として暮らしていったり、繁殖用に育てられたり。
一部、不幸な子たちは大した世話もしてもらえずにいる事もあるそうだ。
また、実験動物を扱う業者に流されたりもする。
また2013年の動物愛護法の改正で保健所は悪質な業者からの動物の受け入れを拒否する事が可能になったりと行政のシステム面でも多少は進歩している。
それでも抜け道はいくらでもあるだろうし、有料でペットを引き取る業者というものも出てきた。
2014年には、河原で大量の犬の死体が発見されるという悲しい事件も起きている。
適正な飼育が出来なかった引き取り業者による遺棄である。
変化のタイミングでは歪みも生じるのだろう。
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そんな現実もありつつも
それでも人々はペットに癒しだとか幸せだとかを求めている。
ペット産業は経済活動であり、当然、慈善活動ではない。
という前提を踏まえても、そこで働く多くの人たちには何の落ち度もないと思うのだ。
買う人はペットにお金を払ってる訳ではないはずだ。
ペットと共に生きていくという"幸せな未来の時間"を買っているはずなのだ。
人はモノ、そのものにお金を払わない。
そのモノを得た(あるいはコトを体験した)ことによって
どんな時間や感情を得られるかという事を判断してお金を払うのだ。
そしてそれを提供した上でお金が発生するとなれば売る側だって幸せだろう。
商売とは基本的にwin-winになるように出来ている。
その需要と供給の歪んだ部分に
ネガティブな需要と供給が発生している。
ここを改善するのは並大抵の事ではないと思う。
そんな現状に対して僕らがまず出来ることは
「知ること」だろう。
知ることは、考えることに繋がる
考えることは、思うことに繋がる
思うことは、いずれ行動に繋がる。
実際、知らなければ
こんな記事をブログに書くという行動に至っていない。
まだ2019も始まったばかり、
「知ること」を増やして
多くの「考えること」を作りたい。
そして「思うこと」を育てて
色んな「行動」をしていきたいと思う。
それが自分の財産になるだろうと信じて。
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2019一発目のライブは
1/11(金)@新宿LIVE FREAK
気のいい仲間たちと新年一発目の爆音音始め!
飲んで騒いでバンド活動を起爆させるぜ!
ヨロシクどーぞ!