30歳の時突然不眠になる。
芝居の稽古の追い込みだった。
今考えると芝居に現実逃避してたのだ。
その逃げ方は傍目からはそう見えない位、野心に燃えていた。
毒食わば皿までもとばかり、体の不調を無視した。
以来、18年不眠と自律神経失調症とうつ病を患った。
ヘミシンクと出会い、ようやく自分を許そうと思えるこの頃。
ふりかえると18年は長かったけど、今は感謝している。
うつ病や自律神経失調症の辛さは本人にしか分からない。
一番の辛さは体質や気質に病気の根があるといわれる事。
聞いた話ではあるが、滝修行は自律神経の働きを弱めてトランス状態に入りやすくする為らしい。
これが本当なら18年間滝修行しちゃたのか?ご苦労なこった。
医者に行けば薬と休養を処方してくれる。
休んでも休んでも眠れない、息苦しい、痙攣する体から逃れられないのだ。
薬で得る眠りは睡眠ではない。寝ているように見えるが朦朧として感覚を麻痺させているだけだ。
もちろんそこから本当の眠りに移行できる人もたくさんいる。
私は入眠剤で眠れた事はなかった。薬の作用で朦朧としながらも意識がある。
薬が切れるとすっきり!とてもすっきり!目覚める。
今、私は病気に感謝している。自分でもこの変化には驚いている。
病気になったのも驚きではあったが、治ったのは驚愕を超えてやはり奇跡だ。
薬は絶対に飲まない!と決めたからヘミシンクにチャレンジできたと思う。
これは私の場合で、個人の経験に過ぎない。
ヘミシンクを始めてから、何も考えていない至福の時間を得た。
常に暴走していた脳が穏やかな静寂に包まれている。
こうなるまで私はたくさんのものを失った。
でもこうなるしかなかった。どうしようもなかった。
心底そう思った時、ガイドがやってきた。
そして更にたくさんのものを手離すようにと、ガイドに言われる。
欲も業も深いから役者ができるのだ。フンっ。
今は『怖れ』を手離す事。だ~いじょうぶかあ?アタシ。