グロッグ(Grog)のレシピ

ダーク・ラム・・・・45m
レモン・ジュース・・15ml
角砂糖・・・・・・・1個
熱湯・・・・・・・・UP

使用グラス ホットグラス
製法 ビルド
Garnish シナモン・スティック1本、クローブ3、4粒浮かべる
度数 9%

カクテル言葉「こだわり」



グロッグは、ラム酒の水割りのこと。特にイギリス海軍の乗員に支給された酒「Rum ration」を意味する。
カクテル名はラムに水を混ぜることを考えたイギリス海軍提督のあだ名から付けられた。
 


エドワード・バーノン

 

大航海時代、長期の航海では樽に入れた飲み水に藻が生えて飲めなくなるため、船員への水分補給に酒を配給していた。
イギリス海軍の提督エドワード・バーノンは、配給されたラム酒を水兵がすぐに飲まず、数日分をためてから飲むという悪癖とそれが引き起こす問題への対策として、1/2パイントのラム酒と水を1:4の割合にして保存できなくし、さらに1日2回に分けて配給する事にしたが、船員には不評で、提督の着ていたグログラムという絹と毛の混紡の粗い布地の上着から"Old Grog"というあだ名が提督に付き、この飲み物は"Grog"と呼ばれるようになった。


酔ってふらふらの状態をグロッキーと呼ぶ事があるが、グロッグを飲み酩酊状態に陥った者という意味の「グロッギー」が転訛した。