※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※



みなさまこんばんは✰
満です!

昔から大好きなつぐのひシリーズを大分クリアしたので、ここらで感想メモを上げます。
つぐのひのほぼ左進行のみのお手軽操作と、ジャパニーズホラー特有のじめっとした半端ない怖さが最高。
基本無料でPCのSteamやふりーむ!でプレイできます。
PCやスマホのブラウザまたはアプリからできるものもあります。

つぐのひ公式HPのURL載せておきます♪
ゲームを遊ぶ | 日常侵食リアルホラー つぐのひ





魂つぐのひ 第一話・第二話・第三話
シリーズ1〜3作目。
第一話は男子中学生が主人公。
ゲームマガジンというスマホアプリでもやれます。
5分で終わるのでサックサクです。
仕様はシンプルでさくさくですが、じわ〜っとしたジャパニーズホラーの雰囲気がものすごく溢れ出ていて良い。
恐怖演出もそれほど派手ではなくじんわりくる怖さ。

第二話はJCが主人公。
ゲームマガジンというスマホアプリでもやれます。
個人的に一番怖いつぐのひコレかも。
毎度、交差点で4箇所振り返る演出がめっちゃ怖い。
いつも呻いている幽霊の女の人も怖いし、何も来ないと思わせておいて後ろからワーっと走ってくる場面はほんとビビりました…。
交差点のミラーに閉じ込められた挙げ句、ミラーの中にまで入ってきて殺されるの怖すぎぃ。

第三話はJSが主人公。
これはPCのみでプレイできます。
とある道を通った人々が、傘を差した幽霊に取り憑かれて電柱にされていく話。
幽霊は怖いけど、主人公のお母さんが行方不明になってからの悲しみや寂しさ、また主人公に寄り添うお父さんの心情が切なかった。
最後はみんな電柱にされて動けなくなり、一人づつ霊に喰べられていく(怖すぎィ)そんななかでも、見た目は恐ろしくなった主人公に向かってお父さんが逃げるんだ!と声を掛けるシーンにじんときた。
個人的には切なさが強い作品だった。
それにしても、つぐのひって幽霊が人を電柱とか道路ミラーにして動けなくして、時間をおいてから食べちゃう展開がよくある印象。
蜘蛛の捕食みたいでますます怖いよ…。



魂つぐのひ -閉ざされた未来-
シリーズ4作目。
スマホのブラウザやゲームマガジンというスマホアプリからでもできる。
詳しくはわからないけど、失敗をする自分を駄目だと思い、橋から飛び降りることで何度もタイムリープするJKが主人公。
いつかほんとに死んでしまうのではないかとハラハラ…してたらほんとにその通りになってしまったお話。
"死んだら終わりなんだよ"と言う大勢の霊たちの言葉は、少し教訓めいたものを感じた。
恐らく、向こうの橋にいる大勢の霊たちもかつて橋から飛び降りて亡くなった人だと思うと、切ない気持ちもします。



魂つぐのひ -ねこのひ怪奇譚-
シリーズ5作目。
スマホのブラウザからでもできるよ。
まさかの猫が主人公。可愛い。
なんなら登場する幽霊猫すらも人間の霊に比べたら可愛い。怖いけど。
ちなみに一番ビビったのは虫(かなぶん?)がぶわぁーっとこっちに突撃してくるシーン。笑
思わず声出た。主人公猫も驚いてました、可愛い。
どんどん元気なくしてく主人公猫が可哀相だったよ。
亡くなった猫たちの鳴き声が響き渡るのも良い感じの怖さだった。
猫の鳴き声って人間の赤ん坊の泣き声に似てて、こういう不気味な状況だと恐怖を感じるという不安になる。
自分が昔住んでいた場所が野良猫が多い地域で、昼間は猫を見かけて癒やされて、真夜中は鳴き声に怖くなったりしていたのを思い出しました。



魂つぐのひ -幽闇の並葬電車-
シリーズ6作目。
スマホのブラウザからでもできるよ。
電車で塾に通うJCが主人公。
関係ないけど、制服にリュックサックでホラーゲームというとトワイライトシンドロームのミカを連想してしまって懐かしくなった。
電車内の乗客が次々と並走電車に取り込まれて変貌していくのが怖いし、しかも同じ姿でどこか不穏な雰囲気の自分といつの間にか入れ替わってしまう(?)のが、もう絶対こちら側には戻ってこられない感が出て怖いです。
どんどん電車が侵食されて扉がバコンっと飛んでったりしちゃうんだけど、車掌さんが"立て付けが悪くなっておりますのでお気をつけください"ってこれ立て付けのレベルじゃない…。笑
あと電車の向こう側の景色に既視感あるなと思ったら、4作目の閉ざされた未来と同じ場所だったみたいです。私は気づかなかったけど、電車の向こうに見える橋に閉ざされた未来の主人公が立ってるんだって。こわい。
車掌さんの声がイケボでした。



魂つぐのひ -囁く玩具の家-
シリーズ7作目。
スマホのブラウザからでもできるよ。
小学校低学年くらいの女の子が主人公。
惹かれて入った玩具屋にはアンティークでダークな品物が所狭しと並んでいた。
こういう世界観や舞台が好きなのでテンション上がりました。
つぎのひからつぐのひに近づいてく度に、お店の人形たちがゴシックダークに変わるのもまた良きでした。
毎日夕方ごろに玩具屋に遊びに行っていた主人公が人形に取り憑かれて、おうちにかえらなきゃという現実的な思考とずっとここでみんなと遊びたいという侵食された思考が入り乱れて、結局は禍々しい玩具屋に取り込まれていってしまう。
玩具屋のすぐ外でパトカーのサイレンが鳴っていて、恐らく主人公の両親が必死になってこの子を捜していると思うとしんどい…。
ずっと主人公に語りかけていた玩具たちが、次は君の番だよって囁いて終わる演出、プレイヤー側がドキリとなって良いですね。



魂つぐのひ -昭和からの呼び声-
シリーズ8作目。
スマホのブラウザからでもできるよ。
母親の出張で田舎のおばあちゃんちで過ごすことになったJKが主人公。
おばあちゃんちの中は電波が悪いので近くのバス停からお母さんに電話をかけていて、そこから晩ごはんに呼ばれておばあちゃんちに戻るのを毎日繰り返す。

実は初めて自分でプレイしたのはこちらの作品。
始まりから終わりまでずっとドキドキしてた。
最初はスマホでお母さんに電話してた主人公が、気づいたら公衆ボックスから電話掛けていたり、防空壕や食料配給所があったり、時空が歪んで戦時中になっていく様も不気味で良きでした。
おばあちゃんのビジュアルも怖いんだけど、おばあちゃんちにいる謎のセーラー服少女がさらに怖いのでおばあちゃんが出てくるとまだ少し安心した。笑
それにしてもいるはずのないセーラー服少女に対して、"変な子…"で済ませ、最終局面でやばやばになっても普通に話しかける主人公鋼メンタル





そんなわけでここまで第一作目から第八作目までクリアしました。
つぐのひ異端やシキヨクシリーズも今後、プレイ予定です。
フリーホラーゲームの傑作・つぐのひは、怖いもの好きな人に自身を持っておすすめできる作品だなと改めて思いました。
気になる方はぜひぜひ、ご自身でもプレイして恐怖を味わってみてください♪