ラファエロの間 第3室 署名の間 | Salon de Fleur サロン ド フルール

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神戸・銀座で。カルトナージュ教室を開いています。

ラファエロが手掛け、最初に完成した部屋

 

 

教皇が公式文書に署名するために使っていた為

 

 

署名の間と呼ばれたそうです。

 

 

20代のラファエロの傑作が並びます。

 

 

アテネの学堂から

 

 

 

有名すぎて、ほとんどの日本人は知っているかもですね。

 

 

社会人になって、初めてのローマで、

 

 

アテネの学堂と、システィーナ礼拝所を見た時の

 

 

驚きは忘れられません。

 

 

紙の上の写真だったものが、実在に変わった瞬間です。

 

 

 

そして、聖体の議論

 

 

 

この作品は、今回しっかり説明をうけました。

 

 

上部が天上界、若きキリストの左右をマリア様と養父ヨハネが

 

 

キリストの足元には、神の使い白い鳩の左右に天使が4つの福音書を

 

 

広げている。

 

 

下部が地上界で、台の上に置かれている聖体

 

 

その意義について、聖職者たちが議論している構図です。

 

 

 

聖体 このようなものです。

 

こちらは、2016年のチェコの教会宝物庫で写したものです。

 

 

 

小さいのですか、この形状のものが描かれています。

 

 

また、天井画も素晴らしく

 

 

 

上から

 

 

哲学

 

 

 

アテネの学堂の上に描かれています。

 

 

キューピットが手に持つ石板には、

 

 

ラテン語 哲学

 

 

真下の天井画

 

 

 

神学 石板には神に関する知識と書かれているそう。

 

 

 

詩学 

 

 

 

法学 正義

 

 

石板には、法は各々に然るべきことを授ける

 

 

と記されているそうです記

 

 

そして、この天井と1つとされる、壁画

 

 

 

4つの徳を書き表していて、

 

 

左から、剛毅 樫の枝を持つ

 

    賢明 鏡をのぞく

 

    節制 手綱を握っている

 

そして、天井画の正義で4つの徳だそうです。

 

 

 

さすがのヴァチカン美術館。

 

 

宝物などの展示こそ少ないのですが、

 

 

その建物自体が、圧巻のキリスト教総本山って、

 

 

ガイドさんの説明を聞きながら、感じ入りました。