メニュー表の一品料理の中から
腹ごしらえを済ませ、
電車で義母の居る施設に向かいました。
コロナ対策としてその施設では1年以上前から
県外からの訪問者はガラス越しで10分間の面会しかできないことになっています。
今年の7月に夫が日帰りで帰省した時にももちろんそうでした。
「たったの10分、それもガラス越しでも、帰れる時に帰ってあげて!」
と私が背中を押して送り出したのですが・・・
その時の義母は「あなた誰?」と言う状態で、まったく会話も成り立たなかったそうで、
夫はたいそうガッカリして帰ってきました。
その時のショックが蘇りどんよりした気持ちで施設に向かう夫・・・
私にもそれが伝わり、足取りは重くなっていきました。
実の息子のことが分からないのだから、私の事なんか覚えているはずもないよね・・・
視力がかなり落ちているということも気になっていました。
施設の職員さんが車いすに乗った義母を連れてきてくださいました。
95歳になる義母。
見た目には2年前と変わりなく見えますが・・・
ガラス越しでも声は聞こえますが、ケータイを通して会話をします。
「お母さん、○○(夫の名前)だよ! わかる?」
「あ~! ○○?」
あ、息子の事ちゃんとわかってる!
今日は頭の方は調子がいいようです!(きっと波があるのですよね)
心配していた私の方も、
「あ、○○(私の名前)さん! 元気? 仕事はまだしているの?」・・・
子供たちの事も良くわかっているようでした。
だけど、目の方はやっぱり見えていないようで、
ケータイを通して会話をしている息子が目の前にいることが理解できない様子。
「今どこにいるの?」を繰り返します。
「そこにいるの? だったら手を握ってちょうだい!」と言われても、
ガラス越しで何もできないもどかしさ・・・
目が見えなくなるのは辛いでしょうが、
そうなる前から大好きだった読書をする意欲を失っていたのは
考え方によっては幸いだったかもしれません。
お食事が美味しくいただけているのはありがたいですね。
「また来るからね! 元気でいてね!」と約束をして施設を後にしました。
コロナが収まり、手を握ってあげられる日もそう遠くないと信じています。
電車で私の実家に向かう途中、横川駅で途中下車。
うちの方のお墓にもお参りしました。
実家に着いたのは4時過ぎだったかな?
2年3か月ぶりに会う両親は老いてはいるものの、まだまだ元気な方かな?
病気療養から復活した私の姿を見て喜んでくれました。
夕食は広島駅そばのホテルグランヴィアにある瀬戸内を予約しておきました。
個室内のゆったりとしたテーブルはパーテーションで仕切られ、
感染対策もバッチリです。
前菜・・・
お造り・・・
アナゴの白焼き
鱧と鯛のしゃぶしゃぶ
この松茸はどこ産かな?
ローストビーフご飯
デザートはフルーツゼリー
ホテルのロビーもハロウイン仕様です!
この夜は実家に泊まりました。
2日目の様子は次回に改めます。
オマケ・・・
ブランシュの寒さ対策に、今年もぶぅ袋を出してあげましたが、
今のところ全く使ってくれません。
お嬢様はピンクの毛布を敷いたかごがお気に入り!
おかあさんのひざ掛けもかけてあげましょうね!
ブ「ちょっと過保護だとおもいましゅ・・・」