Vol.97 立場が違えば、見える景色も違う

思考のクセを改善して幸せ体質に

心の体質改善セラピスト　渡辺かなこです。

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（以下、2019年12月19日発行アンガーマネジメントメールマガジンより）

今日のテーマ

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立場が違えば、見える景色も違う

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あなたは
最近なんだか世知辛い世の中に
なったなと感じませんか？

気に入らない事があるとすぐ苦情を言う
ちょっとしたことで激高する
何かにつけてハラスメントだと言う

部下が上司からハラスメントを受けたとして
相手（上司や会社）を攻撃するハラスメント、
ハラハラ（ハラスメント・ハラスメント）という
言葉まで生まれる始末・・・

どうして、いつの間に私たちは
こんなに耐性がなくなったのだろうと
感じずにはいられません

先日テレビを見ていたら
除夜の鐘の音がうるさいと苦情が出て
鐘つきをやめたお寺が全国にいくつかあると
報道されていました。

確かに、お寺の近くの家で
子どもや高齢者がいるご家庭にとっては
迷惑で我慢しがたい事かもしれません。

苦情を言うには言うなりの
理由があるはずですからね。

そしてまた、日本の文化的な行事を
苦情くらいでやめるのかという
批判もまたどこかで起こるのでしょう。

私も大晦日に除夜の鐘が聞こえてくると
新しい年を迎えるのだなと
神妙な気持ちになりますし、
その瞬間が好きです。

できればそうした文化は
残して欲しいなと思います。

でもそれは当事者でない人が主張したところで
何の解決にもなりません。

でも、最近はそうした分断を煽るような
報道も多いですよね。

どちらが間違っていて
どちらが正しい訳でもない。
（そういう事件もありますが）

ただ立場が違えば
見える景色も違うだけ。

除夜の鐘が迷惑だからやめてくれと
一方的に主張するだけではなく

また、言われた方も言われたままに
やめてしまうのではなく

双方の言い分を出し合った上で
もっと歩み寄れるといいなと感じます。

あるお寺では除夜の鐘をやめてから
復活を求める声もあり
除夕（じょせき）の鐘を始めたのだとか。

大晦日の夕刻に鐘をつくことで
これまでは来られなかった
高齢者や子ども連れの参拝が増えたそうです。

昔ながらの姿ではありませんが
文化は時代とともに変わるもの。

これもひとつの方法かも知れませんね

自分の目に見えている景色だけが
唯一で正しいものではありません。

そして苦情は本来は攻撃ではなく
こういうことで困っているという相談事。

そんな風に受け止められたら
世知辛さも少しは和らげることが
出来そうな気がします