桜 | It's just love

名もない花には名前をつけましよう

この世に一つしかない

冬の寒さに打ちひしがれないように

誰かの声でまた起き上がれるように

土の中に眠る命のかたまり

アスファルトを押しのけて

会うたびにいつも会えない時の寂しさ

分けあう二人 太陽と月のようで

実のならない花も 蕾のまま散る花も

あなたと誰かのこれからを

春の風を浴びて見ている

桜の花びら散るたびに

届かない想いがまた一つ

涙と笑顔に消されゆく

そしてまた大人になった

追いかけだけの悲しみは

いつまでも変わることの無い

無くさないで 君の中に 咲く

LOVE…