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アートブレイキー

ジャズの鼓動。それはArt Blakeyのドラミング。

アートブレイキーといえば、
まっさきに、

1、ジャズ!
2、ドラマー!
3、メッセンジャーズ!

という言葉が浮かんでくると思います。



さらには、

2、ドラマー

の次には、

・ナイアガラ瀑布
・アフロなリズム
・力強いシンバルレガート

などなど、彼が叩きだすドラムの音が
頭の中で鳴りだす人も少なくないんじゃないかと。


でも、そんな彼も最初はピアニストでした。


では、なぜドラムに転向したか?


それはエロール・ガーナーの存在です。


ブレイキーは、若い頃、クラブでピアノを弾いていたのですが、
ある日、彼よりも、もっと上手いピアニストが現れた。


それが、エロール・ガーナー。


クラブの経営者に、
「お前はピアノじゃなくて、アレをやれ」
と命令された「アレ」がドラムだったんですね。


で、しかたなくドラムに転向。


でも、結果的にドラマーになってくれたからこそ、
後世に残る名演がたくさん生まれたのだから、
結果オーライ!でしょう。


もっとも、ブレイキーのことですから、
ピアニストのままでいても、
大成していたかもしれませんね。


初来日したブレイキーとメッセンジャーズは、
一大ファンキーブームを巻きおこしましたが、


メンバーの中で一番モテたのが、リー・モーガン。
まっ、当然でしょうね。


次にモテたのがボビー・ティモンズだったそうです。


当時から日本の女性は
スリムな男性が好みだったのかもしれません。



アートブレイキーの親日っぷりは有名でしたよね。


はじめてメッセンジャーズとして来日した際、
予想外の歓待を受けて非常に感激。


アメリカでの反応とはまったく違った
熱狂的に近い日本の聴衆の反応から、
すっかり親日になりました。


蕎麦屋の出前もモーニンを口ずさんだと言われた時のことです。


ブレイキー自身も日本ではファンキーブームを巻き起こしていますので、
ともに良い関係だったのでしょう。