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 こんにちは!


イライラしない生き方 その2でございます。


 前回は人間関係のイライラについての方策をご紹介しましたが、今回は自分自身に対してのイライラです。例えば仕事やスポーツなどで失敗した自分へのイライラや自身の容姿に対してのイライラといったものです。


今回はこれらのイライラを解消するための方策を書いていきたいと思います!




 まず今回のイライラと前回のイライラの違いはたった一つ。相手が自分自身であることです。


前回の言い方で表しますと


「理想の(正しい)自分」が「今の(おかしい)自分」に対してイライラしている形ですね。


違い自体はこの一点だけですが、前回の人間関係でのイライラよりも厄介なシロモノといえます。


なぜなら、イライラの対象が家に帰っても、寝ても、覚めても一緒なのですから……


さらに厄介なのはそのほかのイライラから連鎖的に発生してしまうという点です。


例えば、どうもそりが合わないとか自分を邪険にする人がいるとして


「あの人と仲良くできないのはきっと自分が何か気に障る事を言ったんだ……」と、考えてしまうと人間関係のイライラを原因として「なんてダメな自分なんだ!」と自分自身へのイライラも同時に抱え込んでしまうことになります。

 前回、「本当に正しいかどうかを考えず――」と書いたのは、そうしてしまうとその過程で「自分が悪かったのではないか」という考えが生まれてしまうからなんですよ。




さて、前置きが長くなってしまいましたがここからは解決のための方策を述べていきたいと思います!




 キーワードは「たまには下も見てみよう」です。




 このキーワードの「下」というのは向上心を語る時によく使われる「下を見るな!上を見て進め!」(使われない?)の「下」です。


つまりは「たまには『オレってスゲーッ!』もいいじゃない」ということです。


私のキーワードは上の金言を否定する形になりますが、決して向上心を否定する気はございません!


スポーツにおいては「よりいい記録を作りたい」という向上心が練習、鍛練のモチベーションですし、


お仕事においても「よりいい給料をもらいたい、お客様に喜んでもらいたい」という向上心が努力の動機になります。




 人生をより良いものにするために向上心は確かに大切です。


ですが、自分自身へのイライラの大きな原因がこの向上心であることも事実です。


「理想の自分」と「今の自分」を比較してイライラしているのですから。


それを解消するためには「今の自分」に満足するしかないのです!


もちろんひとつの方策として、努力によって「理想の自分」に「今の自分」を引き上げるという方法があります。


でも、世の中そううまくいくものではありません。失敗や挫折がつきものです。


また人によっては「理想の自分」に到達したはずがいつの間にかそれが一層高いところに移動していた。なんてこともあるはず。

そういったときに私は一旦、下を見てみることをお勧めします。


下を見るというのことの一つの意味は自分のたどってきた道をみることです。


結果でなく、その過程の自分の努力そのものを一度見直してみてください。


例えば、学校において数学テストでいい点を取れなかったとしてもそのテストのために覚えた新しい公式をいきなり忘れたりしませんよね?あなたの中にキチンと蓄積されているはずです。


そして「今の自分」と「昔の自分」をくらべてしまうのです。「新しい問題解けるようになった自分スゲー」と。


 下を見るということのもう一つ意味は見下すということです。


 字面がとても悪いですが、これ、自分へのイライラを解消するのに効果的なのです。


 「あいつはダメだ」とか「あいつは使えない」とかやたらと他人を見下すような発言をするヒトっていますよね。あれは(筆者曰く)他人を下げることによって自分を相対的に上げることによって自分自身へのイライラを回避しているのです。そういった人、というより行為が絶滅せずに存在し続けているのはその行為がその人の役に立っているからとは考えることもできるはずです。




ですが、他人は成長するかもしれません。自分を追い抜いてしまうかもしれません。


そういった場合に自分が成長してまた追い抜く。という思考ならまだしも、「自分より劣っているあいつが自分より上にいるのはおかしい」といった思考になってしまっては前回述べた人間関係のイライラに発展してしまいます。




 だからこそ「昔の自分」と比べるのです。


「昔の自分」は成長しません。傷つきません。


いくら見下そうと誰も文句を言いません。


「昔の自分」と「今の自分」の差を成長と捉えて「今の自分」に満足してください。


失敗して気分が重くなっても、「昔はもっとヒドイことやってたな」と過去の大失敗思い出に浸ってみてください。


 そうしてしばらく一息ついて、もう一度上を見て、「理想の自分」と戦うのです。




 今回は自分自身に対してのイライラについて対処を述べさせていただきました。




 次回は、少し毛色を変えて、筆者曰く「劇薬」と評す「笑う」という解決法についてお話します。