広い家に住みたいけれど、固定資産税はなるべく抑えたい!
誰もが考えていることだと思います。
固定資産税は家や土地などの不動産を対象に課税されるもので、
固定資産税はこの所有する不動産の価格をそれぞれの自治体が算定し、課税を行います。
しかし、住居に設置されるカーポートは課税対象になるのでしょうか?
カーポートにも固定資産税の課税対象の条件といものがあります。
1.屋根がある事
2.最低3方向が壁に覆われていること
カーポートは2本から4本の柱がパネルを支えているという構造が一般的なので、
これには当てはまりません。
結論いうと、一般的なカーポートは固定資産税の課税対象にはならないのです!
ごくたまに固定資産税の徴収を避け、
設置をためらっている方がいらっしゃいますが安心して設置を行ってください。
しかし、まれに課税対象になってしまう場合があります。。。
屋根がある事や、最低3方向が壁に覆われていることはもちろん、
固定資産税の判定基準の中で、「外気分断性」や「用途性」と呼ばれるもので、
構造上中で居住できたり、作業のスペースがあると家屋とみなされてしまい「固定資産」に分類されます。
固定資産税は登記されている土地や建物に課せられる税ではなく、
あくまで現地判断によるところが非常に大きい課税制度です。
市役所の職員などが定期的な実地調査を行い、課税対象や課税額が決まります。
この時、届け出がないのにも関わらず、上記の条件に当てはまるようなカーポートを設置していた場合には、
罰則対象になることもあるので注意が必要です。
カーポートの設置に固定資産税がかかると勘違いされる原因のひとつに、販売店や不動産屋などが
万が一を避けるために、客に対し「カーポートの設置は家の固定資産税の調査が終わってからの方がいい」と
説明することが多かったことが言えます
固定資産税の調査は新築時だけでなく、定期的に実地調査により行われるので根本的には変わりはありません。
カーポートの設置は確かに車庫や家屋との違いなど曖昧な点もありますが、
ごく一般的なカーポートならばまず間違いなく固定資産税の対象にはなりませんので、ご安心して設置してください。