子どもの成長
先日友人の子どもと4ヶ月ぶりに会いました!!!
何と成長の早い事でしょう!!!
僕には何を話しているかわかりませんが・・・
母は恐るべし!!
通訳をしてくれました(笑)
元々運動能力の高い親なので
子どもはどうなのかな???
と質問
2歳の長男は
「まだ、ボールをキャッチできるけど取れないねん!!」
↑↑
この言葉がひっかかり、研究室で調べたところ
子どもの脳の発達には段階があり
その一つの指標として、神経細胞の髄鞘化が挙げられる。
髄鞘とは、神経の絶縁体が形成される事。
神経細胞の塊の脳は、生まれてしばらくすると
役割分担の通りに絶縁していき、それぞれがその役割に集中できる。
⇒これが、脳の成長の様です。
早期発達は
・運動野・補足運動野(やりたい事を⇒筋肉に命令する)
・体性感覚(痛い・痒い・寒い・暑いを感じる)
・聴覚野(人の声や音が聞こえる)
・視覚野(色々なものを見る)
次に発達する領域
・後頭連合野と前頭連合野(情報処理をして、状況に適した運動をする)
最も遅く発達する領域
・頂頭連合野(空間処理を行う)
・側頭連合野(色や形、それが何かであることを認識する)
という事で、友人の長男は
今は早期発達段階段階から更に成長をしていこうとする段階ですね☆
勉強になります!!!
スポーツ障害を考える
スポーツ場面において発症するスポーツ傷害について、覚張によると「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」に分けて検討されている。「スポーツ外傷」のリハビリテーションにおいては、「急激な外力によって生じたトラブルによって運動制限が強いられ、身体の感覚受容器の閾値能力が低下している状態」とされており、一方「スポーツ障害」については「誤用の蓄積」(1)と考えられている。
「スポーツ障害はスポーツ活動中に生じる骨・関節・筋などの障害や使いすぎ症候群の様に慢性化してしまった傷害をいう」(2)とされている。更に、要因として3点挙げられるが1)靭帯損傷になりやすい筋バランス2)肉離れが起きやすい筋バランス3)使いすぎに陥る筋バランスという見方もできるのではないかと考えます。
筋バランスの中では「誤用」⇒MIS USE 「過用」⇒OVER USEがあります。
「誤用」によるものであれば本人のボディーバランスを高め、正常な状態を作り出すリハビリが必要であり、「過用」の場合であればある程度の休息と「過用」になる原因追求と対策が必要ではないかと考える。それが、「スポーツ障害のバイオメカニクスを理解し、日々の練習でどのようなトレーニングをどの様な頻度でどれくらいの強さで行うかの判断が最も重要である」(2)とされている部分だと考えます。
スポーツは一般動作をダイナミクスに行ったものであるので、スポーツと一般生活の障害も
原因は同じという事が多くあると思います。
是非、ご自身が「誤用」していないか「過用」していないか
専門の先生にきかれるか、若しくは自分という『人生最大の主治医』に聞いてみてください!!
<参考文献>
(1)覚張 秀樹 『スポーツPNFハンドブック』41-43 2008年
(2)井上 浩一『臨床スポーツ医学 さまざまな下肢スポーツ障害の加圧療法:加圧ストレッチングによる予防効果』
223-244 2004年
マーガレット・S・ルードとルード法
商品開発にあたり、参考にしたルード法について詳しく記しておきます。
簡単にまとめますと
ルード法は1940年代にルード先生が理学療法の現場での出来事を
検証し理論だてたものである。
当時は、当然のことながら現代のようなエビデンス(科学的根拠)を採るという事が少なかった。
(計測機器も今と比べれば・・・という状況でしたので)
現在では当然のように、理学療法での手技や各分野で行われていることが
実はルード理論にたくさん載っています。
ルード先生は日本の医療も含めた海外の文献を読み天才的な頭で処理をし理論立てられ
たようです。
しかし、現代型のエビデンスは少なく実地では行われていますが
ルード法という名前ではほぼ残っていません。
これは、インターネットにも載っていません。
でも何故、私が知っているのか??
それは、運命的??私の執念かもしれませんが、ある先生との出会いです。
その先生は当時県立広島大学理学療法部教授清水・ミシェル・アインズマン先生
(現在 甲南女子大学で教鞭をとられています)です。
清水先生はアメリカのご出身で、恐らく日本でただ一人
ルード先生の教え子なのです。
先生は私が調べた文献や偶然にも先生が清水とい姓になる前の文献を
持っていた事もあり、どこの誰かも判らない私を大変ありがたい事に
受け入れてくださり。
今も、交流をさせて頂いております。
ルード法についてさわりだけでなく、もっと深く追求し
ルード先生の理論をもう一度改めて現代型にしていく必要があるのでは
ないかと思っております。
そして、今日のお題のルード法について纏めました。
一読ください。。。。
マーガレット・S・ルード
University of Southern California(USC) 名誉教授
1944年Southern California大学 作業療法学部創設
University of Southern California(USC) 理学療法学部教授(1959-1966)
公認作業療法士 / 公認理学療法士 / 米国作業療法士学会
マーガレット・S・ルードは、1940年代リハビリテーション等で用いられる促通手技の1つとしてアメリカの神経生理学者ハーマン・ガバットによって理論構築されその後、理学療法士マーガレット・ノット、ドロシー・ボスらによって手技が確立されて誕生した固有受容性神経筋促通法(PNF)の具体的な促通方法(ファシリテーションテクニック)を考案した。このファシリテーションテクニックはルード・アプローチと呼ばれ、徒手、打鍵器、ブラシ、ゴムバンド、振動などの道具を利用して促通技術を用いたリハビリで成果を挙げている。又、脳梗塞のリハビリテーションに用いられる手法としても活用されている。
日本では、このPNFの手技と理論の正しい普及を図ることを目的に1994年5月にPNF研究会が発足している。ファシリテーションテクニックは、人間本来の動作である対角線的、ねじれを伴った螺旋系の動作及び反射は柔軟性の向上を引き出せるという特徴を持つため、パフォーマンスの向上、傷害の予防、回復に効果を示すという観点から野球選手などスポーツ分野で採用された例もあり、スポーツパフォーマンス向上に必要とされるレジスタンス・トレーニングによる負荷としても活用されている。
マーガレット・S・ルードによって創設されたSouthern California大学の作業療法学部は世界初の大学における作業療法学教育を実践した学部であり、そのプログラムと優秀な教授陣、実践能力に直結する理論において現在も高い国際的評価を得ている。
ルード法とは
・反射弓を通じて運動系に接続する感覚受容器を刺激する事によって筋活動を促通、活性化と抑制をもたら す技術である。
・それのみで運動パターンが正常化するのではなく、その反応の学習強化するフィードバックで完結する。
・反応を活性化する刺激の後に起こるが更なる刺激を与えることによって、促通、抑制し正常化していく。
・正常な運動では、いかなる場合でもその反応の前には何らかの刺激が存在する。また、正常運動の後には
必ずフィードバックがある。この入力は、運動出力を活性化、促通、抑制する可能性がある。
適応
【万人に適応】
・たとえコミュニケーションが困難な場合でも感覚刺激のテクニックを用いることは可能で、ある発達段階
の姿勢を取らすことも可能。
【年齢制限なし】
・いかなる年齢のいかなる神経筋機能障害でも適応できる。
しかし、その方法は画一されたものではなく、常に方法を模索しなければならない。
方法
【運動時に貼るほうがいい】
・バイブレーションはSLACK状態の筋には無効である。
【貼る場所は促通したい場所】
・バイブレーションは伸張筋や収縮筋を促通する。
【弱い筋肉上に貼るのが最善】
・弱化筋が収縮しているときにバイブレーションを施行すると最も良い結果を導く。
【貼っている間は効果アリ・後はどれだけ身体を動かすかで定着するかどうか決まる】
・それのみで運動パターンが正常化するものではなく、その反応の学習を強化するフィードバックで完結
する。反応を反応を活性化する刺激の後に起こるが更なる刺激を与えることによって、促通、抑制し 正常化していく
効果
【活性化と反対の抑制効果もある】
・運動出力を活性化・促通・抑制する可能性がある。
【拮抗筋の抑制】
・刺激を受けた筋肉の促通・拮抗筋は抑制される。
【速筋・遅筋繊維双方に応答】
・刺激はIa線維(遅筋線維)は450HZまで応答、Ⅱ線維(速筋線維)250HZ程度までしか応答しない。
【即効の伝達速度】
・刺激はα運動ニューロンとr運動ニューロンの活動に影響を与える。運動が生じる前にr運動ニューロン
が活動し、筋紡錘の感度を調節する。結果的にⅠ・Ⅱ求心性ニューロンの感度を変化させる。Α運動ニュ
-ロンは、筋線維に到達し、筋を収縮させる。
※随意的努力を軽減するのに用いる最も重要なポイントである※
αニューロン・・・直径20-10(μ) 伝達速度(m/sec)120‐60 機能 遠心性・・・骨格筋・錘外筋 求心性・・・筋紡錘・腱受容器
rニューロン・・・直径7.5-4(μ) 伝達速度(m/sec) 45‐30 機能 遠心性・・・筋紡錘・錘内筋 求心性・・・圧覚・肺・動脈受容器
遠心性・・・中枢から興奮を末梢へ伝達 求心性・・・末梢から刺激や興奮を中枢へ伝達
【自律神経にも影響を与える。】
・副交感神経系は、安定化と活動維持の為の背景を提供
交感神経系は、身体が内外の環境の変化に対応するように機能して、これらは断続的に活動している。
※ルード法はこの様な一つの機能に二つの働きを有したシステムを利用した治療法である※
【参考文献】
「図解理学療法技術ガイド2005」清水ミシェル・アイズマン88-101 2005年 光文堂
「理学療法ハンドブック 改訂第三版」細田・柳澤他 編集537-553 協同医書出版
「運動生理学」山本順一郎編 60-61 2005年 化学同人
