私は、ステンレスボルト否定派ではないんだけどなぁ。*^_^*;)


最初にガンマを手に入れて、あちこち弄りだした時、錆びたボルトが嫌だったんで、

エンジン周りのボルトをステンレスボルトへ換えてしまって、

駄目ですよ~、かじっちゃいますよ~、 ということで純正品の鉄ボルトへ戻してもらいました。


今でも、ステンレスのボルトは錆びにくいので使いますよ、力の掛からない、熱の掛からないところ。

あと、ブレーキホースのフィッティングパーツにはステンレスを選ぶようにしています。

アルミのだと、数年で腐蝕したりして割れるんだそうです。

リヤのは、当時セール品で安かったアルミのを入れていて、この前、スイングアームと

リヤマスターのどこぞとヒットして、フルードが漏れてしまったとのことなので、リヤ周りも

更新しないとな。


エンジン周りに使っちゃ駄目、というのは、取り付けてからその後しばらくしてから

Webで見たかして知りました。


カジる、ということ。

タダの鉄とステンレス、アルミと鉄でもそうかもしれませんが、熱膨張率がただの鉄と異なるので

熱が入って冷めて、熱が入って冷めてを繰り返すと、ネジが固着、カジるんだそうです。

また、イオン化傾向の差でどーたら、という説もありますが、まあとにかく、

エンジン関係にステンレスのボルトは使わないほうがいい、と 言われています。

他の熱が入るところもですね。


まあ、高温になるタービン部分、は無理か高熱高圧のパイプ周りとか、

高耐熱、高耐蝕性が必要なところはステンレスの材料で構成されますから(バイクの話じゃないよ)、

そういうところに使うよう材質としては有り、ですが、

熱の入る鉄だのアルミだのに、ステンレスのボルトは使わないほうがいい、と。


似たような話で、チタンボルトも、普通カジるんだそうです。これまた熱膨張率とか、イオン化傾向その他

なんでしょうね。で、スレッドコンパウンドという銅粉を含んだグリースみたいなものを塗って、

固着、カジるのを防ぐのだそうです。


もう一つ、力の掛かるところのボルト、純正品との交換でステンレスにするのはどうか?


力の掛かるところ、それは削りだしにしろ、鋳物(キャスト)にしろ、

2ピースのキャリパーパーツ左右を締結する、締結ボルト


一番良く錆びていて、ステンレスにすると確かにぴかぴかでかっこいい、

知り合いのバイク屋さん(どこかは言わずもがな、ですけどね)の、


知り合いの方のキャリパーの締結ボルトもステンレスらしきものがついていました。


また、キャリパーを固定するボルト

キャリパーサポートを固定するボルトも力が掛かりますね。


バイクのサービスマニュアルを見ると、ボルトの強度区分について書かれているものもあると

思います。

一般的な強度のボルトと、高強度な力が掛かるところに使われるボルトは異なります。


で、締結ボルトはおそらく力が掛かるところなので、高強度なボルトが使われていると思います。

(さすがにクロモリボルトではないか。それだったら単なる強度的な話だけ、なら

 ステンレスでも大差ないか。一般的なキャリパーなら。*^_^*;;;)


実際、ブレンボの削りだし2ピースレーシングキャリパーなどは、すぐに錆びちゃうんですが

クロモリ綱の締結ボルトを使っています。高いのは、これがチタン製になります。


だいたい強度的には、クロモリ綱と、Ti-64V チタン合金 俗に言う64チタン合金はどっこいどっこいらしい。


で、ステンレスは、残念ながらクロモリ綱には及ばない。


ということから、どうよ?

純正からして、クロモリ綱が締結ボルトに使われていたとする。

そいつを*綺麗だからと*ステンレスボルトに交換したら強度が下がる。

もっとも力が掛かるところをわざわざ弱くしてどーするよ? と、思いませんか。


しかもステンレスには強度があるものと、無いものの2種類のボルトがあるので、

更に弱いスカなボルトをつかんでしまっては泣くに泣けない。


面白いので、よく読んでいるブログの記事の一つ。

ボルト(ネジ)の強度区分

再び見直して、その辺に転がっているステンレスのキャップボルトの頭を見ると、

よかった、A2-70だった。


うちのガンマも、綺麗なのでキャリパーサポートの固定と、キャリパー自体の固定に

ステンレスボルトをしばらく使っていました。

(削りだしサポート買ったら、ステンレスボルトついてきましたしね。)


で、締めて、緩めてしているうちに、なんか手応え、が変だなと??

緩める時にカキっと、締めるときもキっと、すぐ緩んですぐ締まる。


最初は気がつきませんでしたが、ステンレスボルトを外して直後チタンボルトを締めたとき、

きゅうううっ、という締める時の手の感触が、締まっているなという感じです。

力が掛かった時に材料の延び方が異なり、おそらくステンレスは硬いので延びずにすぐ締まる。

チタンは材料が延びつつ締まる、という感じ。

これまた推測ですが、この状態で締めていて、ステンレス素材自体が締める力に負けて延びてくると

すぐ緩む。チタンの場合は引っぱられて延びつつ締まっていたので、素材自体が少々延びてきても

締結力はある程度維持される。

(でもチタンも延びるので増し締め必須みたいですね。X-<)


という挙動をするのだろうと、考えています。

ステンレスボルトが延びる、というのはその硬さが災いして、延びたように感じるのではないか、と、

もしくは行く時はガンと延びてしまって確かに延びて使い物にならなくなる、と。


適材適所で適宜ステンレスボルトを使うのは綺麗で錆びないしで、良いと思うのですが、


ステンレスボルトの強度の話(どこでどんな品質のボルト買ってくるかわかりませんしね)、

熱が入るところに使う問題点、高強度のクロモリボルトよりステンレスボルトは強度で負ける、

よって純正で高強度のボルトが使われているところにはステンレスボルトは使っちゃいけない、


使うならそれらを十分承知の上で自己責任でね、

と十分な情報を提供した上で 本人の意志に任せる必要があるのでないか、と思うわけです。


ただの鉄とステンレスだったとしても、硬さや延びが違うはずなので、力が掛かって

長くそのまま使うような場所は、ステンレスボルトは十分考慮したうえで、使うか使わないか

判断すべきと考えます。


ステンレスはもろい、ぽっきり行くという話もありますので、折れた後どうしましょ、ということで

これまた抜く為の手間も余計にかかるかもしれません。


普通のホームセンターの工具部門でも、ステンレス用のドリルと他の鉄用ドリルとは分かれて

売ってますね。