気がつかないことはトレーダーの罪である。
しかも、トレーダーが
「もしかしたら、それもあるかもしれない」
と感じたことなら、その結果を想定すべきである。
本日は、sp500で稼いだものの、日経225で稼ぎ損ねた。
(どちらも、CFDですが)
sp500は、午後5時過ぎから下落していたが、当然、これとよく似た動きをする日経225も、そのチャートをチラホラと見なければいけなかった。
まるで初心者トレーダーだった。
エントリーしているsp500の値動きに一喜一憂してさあ。
sp500もこんな感じであったし、1時間かけて5000円を稼ぐつもりで,売り建てし
なので、午後4時過ぎから見張っていれば、楽にエントリーが出来た。
それでまあ、日経は日中ザラ場に、散々上昇していたのを横でみていて
これはおれの出番はないなあ・
と静観していた。しかし
これだけ上げっぱなしだと、ナイトは下げるんじゃないか。
もしかしたら、明日の前場は下げ相場じゃないか。
と思っていたのに。。。
日経225よりも、ps500の方が値幅が広いから、こっちに集中しようと
と決めつけていたばかりに、約2時間、日経225を全然見なかった。
終わってみたら、一方的に下げていた。
さっきのsp500と違って途中で上げ下げがなくて、全然楽な
一方的な暴落だった。
のに、のに。こちらからはなんにも稼げていなかった。
まだまだ修行が足りないなあ。
ところで、sp500は今日中から明日のナイトまでには
日足の最安値の到達すると思う。
いってこいです。
*問題はここだった。sp500は日足が下げているから、いずれは下げると思っていた。
そして、そのいつかは今日だったんだ。
半日先のイメージが足りない。忘れていた。なぜ忘れたか、目の前の値動きに振り回されたためだ。
しかしながら、なかなか下がらない。
なんか、sp500は日経225の上昇につられて上がっている感じ。
日経225は日足が強い上昇中だから、あれだけの下落の後であっても、まだまだ長期足(15分足?)では調整局面だ。従って、本日の日中ほどではないにしても、ナイトの深夜で再び上昇も十分考えられる。
ところで、「トレーダーの精神分析」にはたたためになることが書かれている。
プロとアマチュアのレベルの違いは、勿論心構えであるが、学習という点では顕著な違いがある(同書 116p以下)。
「その分野を普通に学習すればその能力は身につく
が、それにとりつかれるほどでなければプロにはな
れない。」
プロとアマチュアのレベルの違いは、勿論心構えであるが、学習という点では顕著な違いがある(同書 116p以下)。
普通の学習 プロの学習
モチベ 実用的なスキルの習得 目からウロコが落ちる体験を伴う自己没頭
心の状態 遊びではない意図的な努力 それを極める自己没頭の遊び的な要素
プロセス 習得のための冷静な繰り返し 忘我の境地の連続
結果 教えられた範囲でも技術の習得 創造的で、独立した技術
ということなんだけど、要は、身体で覚えるレベルの職人技的なものであり、トレードは義務的と言うよりも、日々自己のスキルを鍛えて楽しむための当たり前のすご技のレベルということ。イチローの正月から大晦日までがどこに居ても野球をやっているという忘我の境地なんだ。
という観点からすると、本日のsp500のトレンドを見ながら、その間にちらっとでも225チャートを見なかったのはそれこそ万死に値する。