とつぜん母の靴下をじーっと見つめ始めたおもち。

おもむろに足のうらをくすぐり始めました。

 

もち「この靴下、めっちゃくすぐりたくなる靴下やわ!」

 

くすぐりたくなる靴下って何!?

とりあえず足のうらをしっかり隠してから聞いてみました。

 

母「くすぐりたくなる靴下って、具体的にこれのどんなとこ?」

もち「マットなところ」←まだ母の靴下を狙っている

 

確かにマットな靴下でしたが、家にある他の靴下もだいたいマットです。

つやつや光り輝いてる靴下ってあまりないと思うんですよね。少なくとも家にはない。

他の靴下といったい何が違うというのか……。


もちの『くすぐりたくなるポイント』がまだ理解できない母でした。分厚さ?

部屋で一人ぽつんといたおもち。

 

母「何してるの???」

もち「母のスマホチェックしてる」

母「!???」

もち「LINEの企業アカウントの未読通知ぜんぶ消しといてあげた」

母「それはありがとう……」

 

別に見てもいいですけど、母のスマホチェックしてる件を語る時には、ちょっとでいいからためらってほしいなと思った母でした。

 

 

 

午後からしばらく出かけていたおもち。

留守番の母がのんびりお茶していると、何か声がするんですよ。

 

小さい音ですが、誰かが喋っている声らしい。

男性の声です。

お隣の物音かなと最初は思いましたが、わりと防音はしっかりしているので、今までご近所の話し声が聞こえた事は一度もありません。

何かおかしいな。

 

それに家の外からじゃなく、部屋の中から聴こえるんですよ。ちょっと怖くなってきました

だいぶおかしいな。

 

音源を探しに立ち上がったところ、カウンターの上にもちのスマホがあるのが目に入りました。

 

 

音源はこのスマホだ!!

 

LINE通話中になっていて、もちの友達数人の通話が聞こえている状態でした。

もちが通話を切り忘れたままスマホを置き去りにしていたんですね。

 

母「誰もいるはずない部屋で声が聴こえてくるから、ホラーかと思った」

もち「ほんまごめん」

 

帰宅してから言うと、珍しく真面目に謝ってくれたおもちでした。

もちの帰宅時間にインターフォンが鳴ったら、もちだとわかっていてもいったんドアスコープを覗いてから開けるようにしています。

いきなり開けると、ドアスコープを外から覗き込んでいるもちとドアがごっつんこするからです……。

 

もち「見た? 見た!?」

母「見たよ……」

もち「どうやった!? こわかった!?」

母「うん、目玉しか見えないからなぁ……」

 

普通ならドアスコープを外から覗き返されたらこわいですが、もちの目玉を何度となくドアスコープ越しに見ているので、もうもちの目玉と他の人の目玉は見分けられる気がしている母でした。

朝、もちの寝癖を直していた母。

母の服のポケットにもちが何かぎゅっぎゅっと押し込んでいるなぁと思っていました。

見下ろすとパーカーのポケットにあざらしが押し込まれていました。

パーカーを脱がないとうまく撮れませんでした

 

もち「かわいい~」

おもち……。