朝、眼鏡をふきながら、もちが教えてくれました。

 

もち「前に科学のイベントに行った時、僕の眼鏡のレンズを島津の人がX線にかけて調べてくれたんやけど、『硫黄が入ってるね』って教えてくれてん」

 

レンズに、硫黄……。

なぜ???


もち「牛乳壜底メガネって今無いねんけど、それはレンズに硫黄を入れることで屈折率を上げることが出来るってわかったからなんやって。それまでは脳筋でレンズ分厚くして屈折率を上げてたんやって」

母「おお~」

 

知らなかった。

知らぬ間に眼鏡は進化していたんですね。

『知らなかった』と言えば、もちは『牛乳壜底眼鏡』という言葉を去年くらいまで知りませんでした。

あまりいい言葉でもないですが……。

給食の牛乳びんが今はガラス製じゃないので、『牛乳壜底』と言われても、「牛乳が入ってるのは紙パックやし」ってなるんですね。

 

『牛乳壜底眼鏡』は技術の進歩によって存在しなくなったわけですが、言葉自体も、もう死語なのかなーと思った母でした。