実は、「世界で一番大好きな人」と読んでる
何年か前からなんかやけに推してる人に
去年めちゃくちゃ嫉妬していた。
(この書き殴った記事の相手のひと)
二ヶ月目から時給50円〜100円の
ライブ配信の仕事をしてた頃
毎日いろんな支払いのことを考えながら
どうにかこうにかしてた頃
この人は海外にどんどん旅をし始めてて
どんどん物理的にも、なにもかもが
遠くなっていくように感じた。
どんどん遠くなるってことに
めちゃくちゃ焦っていたし、
それでも自分も行きたいとは
とてもじゃないけど
言える状況じゃなかった。
(行こうと思えば
とあるコミュニティ絡みで行けた)
とにかくなんだか
わけがわからないけど
どうにかしたくてもがいていた。
いや、そもそも、
物理的に近付いてすらないんだけどな。
なんて、乾いた笑いが出てくるくらいだった。
その人にとって、久々の海外の旅に
出発する直前あたりに
一回オンラインで話をさせてもらって
楽しんできてください、と、確かに、
僕は笑って声をかけて見送ってたと思う。
ライブ配信の仕事を始めた
矢先くらいのことで
その分野は未開拓なんでよく分からないけど
という前置きがありつつ
自分は(配信の仕事)しないですけどね、って
言われたときに
ほんとは僕がやることを
応援してほしかったんだな、
なんてことにも気付いた。
この地続きで繋がってる国内に
この人はいまいないんだなって思ったら
確かにやけに寂しくもなった。
(あれ、確か、海底では全大陸って
繋がってるんだっけ?
よく分かってないけど)
ただ、それ以上に
自由に旅しているひとを見てるのが
めちゃくちゃ悔しくて、いらついて、
腹が立って、むかついて、
羨ましくて、羨ましくて、
羨ましかった。
別にそうやって自由に旅してるひとって
全世界中にごまんといるわけなんだけど
このひとにしかこんなにざわつかなかったので
物理的に距離ができたこともあり
だんだんネットでの接触も
なくしていったんだけど
あえて、自分の中の観念を顕在化させるために
意を決してそのひとのSNSを見る、みたいな
不思議なこともしてた笑
で、毎回、いらいらして、
腹が立って、悔しくて、
羨ましくて、ぐるぐるして、
いつも泣きながらノートを書いた。
書いたっていうか書き殴ってた。
世の中のビジネス用語が
全然頭の中に入ってこなくて
こんな初歩的なことも理解できてないって
全然このひとに近付けない、
みたいな気持ちでも
焦って混乱しながら
また泣いてたこともあった。
一回、笑って見送った旅から
このひとが一旦帰国してたタイミングで
リアルで会えるかも、みたいな
機会もあったけど
後から考えたら
どうにかしたら行けたかも
みたいな可能性もあったけど
申込みがとてもじゃないけど
できる状況ではなかった。
参加した人のレポを読みながら
ノートの何ページかに
「くそ」だけをひたすら書いてた。
「くそ」しか書けないくそな自分の頭を
割ってやりたかった。
実際にベッドに何回か
たぶん頭打ってた。
これを書いてたのは自分だったかもしれないのに。
なんでできないんだろう。
なんで行けなかったんだろう。
なんで近付けなかったんだろう。
頭の中がこういうのばっかりだった。
不思議と、行けてレポ書いてた人に
嫉妬する、ってことが、
そんなになかった。
羨ましくはあったけど、
自分が選ばなかったことを
僕は自分で分かっていた。
やっぱりキレてたし、むかついてたし、
なんでここにいま住んでるんだとか、
なんで自分はいまこんなんなんだとか、
まあ全部自分で選んでたわけなんだけど、
ひたすらそういうのを
ぐちゃぐちゃ書いてた。
で、そういう、
浮き沈みというか、
見ないか、見て嫉妬するか、
みたいなのを繰り返していった先で
ちょっと不思議なことがあって
僕はそういう嫉妬のループみたいなものから
離れだすことができた。
去年の秋に、
バイト先の採用が決まったその日に
コロナの陽性判定を受けた。
面接に行ってるときは
元気だったんだけど
それから結果を待つ間に
単発のバイトをしたりしながら
ライブ配信の仕事も続けていた矢先に
発熱と、空腹からの過呼吸にもなって
救急車で近隣の大きな病院にも何時間か行った。
過呼吸は落ち着くまで横になって、くらいで
特にどうにもされないんだけど
すごい精度の良い陽性判定を受けに行った
くらいの感じになってた。
で、その間にバイトの採用も
決まったわけなんだけど
なんだかやけに、そのときは
人生終わった感じがしてて
体調が落ち着くまでは
ライブ配信の仕事も休んで
久しぶりに趣味の読書をしてた。
高熱のときの解熱剤が
僕の体質にあまり合わなかったのか
一応処方されたものを飲むには飲むんだけど
ぶっちゃけ変な夢を見たり、
ふわふわした感じで過ごして解熱する、
みたいなことを、
何回か当時は繰り返していた。
で、たぶん陽性判定から
三日目の深夜に、
なんかほんとにまずいかな、これ、
みたいな、感覚になった。
一応、普通にご飯も食べられたから
食べてたんだけど
解熱剤も飲んだんだけど
いつもは熱下がるはずなんだけどってときに
異常に身体が熱いなと思った。
がっつり布団に包まれてたんだけど
異常に身体が熱く感じても
全然布団をはいだりとか
身体を動かせる気もしなくて
ただ、ヤバい気がする?みたいなのを
頭の端のあたりで感じるんだけど
だから何ができんのって感じ。
結構、もういいやってなってて
半年ちょいくらい、喜怒哀楽全開で
個人の活動をどうにか広めようと
何かしらをなんとかしようとしてて
ライブ配信の仕事は
全然認知が増える気がしなくて
占いも鑑定はさせてもらえてたけど
広がっていく気が全然しなくて
それも自分の実力ではあるんだけど
手帳講師の資格を取りたくて
受講費を払うためにバイトも探して
いざバイトの始まりと同じ時期に
手帳講師の講座も受け始める矢先だったけど
たぶん人生をほんとに放棄してた数時間だった。
で、もういいやって思ってたら、
急に、目の前に、
なにしてんだよ!って
果てしなくキレながら
アロハシャツ姿のラフいこの人が
現れた気がした。
えっと、この当時、
この人は海外に滞在中だった。
ので、物理的にはありえない。
うん、ありえない話をちょっと書く。
なに諦めようとしてんだよとか、
俺を呼べよとか、
キレられてた気がしたんだけど、
呼べねえよあんた海外だろ、とか、
頭の中でツッコミを入れようとしてたんだけど
僕のツッコミにも明らかに覇気はなかった。
ときどき物語の中とかで見かける、
つらいときに好きな人のことを思い出して乗り越える、
みたいなことは、
この当時までに散々やり過ぎてたので()
マジでこのときは、頭の中で
このひとのことをまったく考えてなかった。
で、頭の中に?現れたこのひとに
ここからじゃ何もしてやれない、
みたいな感じで
悔しそうに泣かれた気もしてたんだけど
そのときの僕としては
そんなこと思わなくてもいいのに、みたいな、
なんだろう、普通もう少し
ときめいてもよかったのか??的な
その前に怪しもうか??みたいな
感じになってて
その当時、ちょっと前に教えてもらってから
綾野剛に沼ったのと相まって聴いてた()
MILLENNIUM PARADEの「Familia」みたいな
ー走馬灯に映る全ての記憶が
あなたで埋め尽くされたなら
もう思い遺すことはないー
なんかこの感覚に近かったのかもしれない。
いやこれほんとにこれたぶん人生放棄してた。
で、次に、
いますぐなんでもいいから
俺の声を聴けと
やけにキレながら
言われた気がしたので
かろうじて、枕の横に置いてた
スマホは持てたから
適当に推しプレイリストみたいなものから
再生リストの一番上にある
何回か聴いたことがある音源を流し始めた。
(たぶん発熱で関節痛はちょいあって
手首を動かせてやっとだった気がする)
その音源を流し始めたら
このひとの声を聴き始めたら
呼吸だったり、体感覚が
軽くなって楽になった感じがした。
あれ?
寝返りを打て、って
また頭の中でキレられた気がして
仰向けに寝ていたんだけど
右に寝返りを打てた。
あれ?
動けないと思ってたのに
寝返り打ててる。
からの、
布団から足を出せ、って
また間髪入れずにキレられた気がして
ちょっと気合を入れて
両足を伸ばしてみて
布団の外に足首を出してみた。
あれ?足も動かせた、からの、
その途端に、一気に風が
布団の中に通った感じがして
熱っぽさが引いていくのも感じた。
その間にも、ふわふわと
とても都合のいいような妄想のやりとりを
していた気がする。
いくらでもぐちゃぐちゃしてもいいけど、
離れたなんて勝手に思うな、とか、
連れて行けなくてごめんとか、
いやこの僕に力がないだけなんだとか、
ぐちゃぐちゃしてたごめんとか、
どこで何してても信じててよ、みたいな、
何をやねんって話なんだけど
分かった信じるよって、
一応念じておいた。
BGM代わりに、ふわふわしながら
しばらくこのひとの声を聴いていた。
SNSと合わせて
しばらく声を聴くのも
感情がぐちゃぐちゃするからやめてたのに
なんていうか、もうさ、
推しの声どころか
命を救われた声に
この日たぶん昇格した。
次に気付いたときは
音源がだいぶ進んでて
全身汗がえぐくて
頭の中がスッキリしてて
ふわふわ感がなくなってた。
深夜3時だった。
もう、頭の中に現れたその人は、
いなくなっていた。
解熱も完全に済んだと
確信をもって思えた。
検温しても、平熱に戻ってて、
その後何の後遺症もなく、
また熱が上がることもなく
一週間の休みの後半を
ゆるゆると読書して過ごすことになるんだけど。
よく分からないなりに、
とても近くにこの人はいた気がして、
わけが分からないけど、
たぶん救われたような感じがした。
意味のわからなさで、
ちょっと泣けたけど、
僕は生きてるんだなって思えた。
ほんとは言語化できていたけど
この人が自由に旅してることに
僕は嫉妬してて
申し訳ないけど、
別にこの人が行ってる場所に
僕はあまり興味を持てないことが分かってきた。
(僕は都市が好きなんだけど
真逆に近い雰囲気のところに
行っていると感じることが多かった)
旅の話は聞いてみたいけど
一緒に行きたいとは思わない。
むしろ、僕が行ってみたい場所に
この人も行ってみたら
どんな感じなんだろうなとは
ふわふわしてた頭の中でちょっと考えてた。
僕が望んでたのは
僕が行きたい場所に行くことで
自由に旅をするってことで
この人と同じ景色を見てみたいというのは
一緒に行ってみたいというのは
幻想だってことに気付いてしまった。
でも、そうやって
自分の望みをはっきり切り分けて
考えられるようになってから
それまで散々執念深く
いろいろ書き散らかしてた蓄積も
あっただろうけど
嫉妬はどんどん引いていった。
命の恩人に昇格した感覚なので
ひっそり推し続けてはいるんだけど
僕にとってのこの人は
ますますよく分からないひとになった。笑
とりあえず、あの日の謎現象に
答えは出ていないまま
一年以上が経っていて。
ここにこうして書き残して
むしろこのまま
忘れていくのかもしれないとも思う。
でも、もういまは
それでもいいのかもなーと感じるくらい
だいぶなんというか、
執着がなくなったを通り越して、
良い意味でどうでもよくなっている。
でもこのくらいがいまは
精神的に健全な気がしてるので
思い出した頃にはまた
この人の声を聴いていたいなーと。
軽いノリで思ってみたり。
いろんなことを振り返ると
あんなにいろいろ嫉妬していた頃が
まだかわいくも見えるのかもしれない。
だいぶ、遠くに来た気がするし、
時の流れが変えてくれるものがあるんだと
前向きに捉えられてしまっている。
まあ命の恩人感は、忘れないと思うけど。
それだけだねって言える日が
もうすぐ来るのかもしれない。
2024.10.18
(C)Aoi Tact
