ナンバーワンにならなくたってもともと特別なオンリーワンだというタイムリーに話題にもなっている名曲は存在するけれど、
ナンバーワンよりオンリーワンは一番を目指すわけではないから気が楽なようで、それもそれで大変だよなと感じることはあった。
確かに人間はただ生きているだけでオンリーワンな存在である。誰一人としてまったく同じ人間など存在しない。
というか私がもう一人いると考えただけで虫唾が走る。というかそれもしかしてドッペルゲンガーじゃないですか怖い。
オンリーワンで生きていていいと言われても、今度は生き方に迷ってしまう人だってまた存在するのだ。
何を目指していいか分からない。生きている意味さえ分からない。
ナンバーワンを目指しきれず諦めて生きる指針を見失った人、自分が本当に好きだと思う分野が分からない人、ただ惰性で生きている人など、そんな声もよく耳にする。
これは自由にオンリーワンな生き方を選択し模索していける環境にいるからこその悩みかもしれない。
それすら出来ず日々を生きるために精一杯な人々も同じ世界には存在する。


特別なオンリーワンでいるためには、特別なことなど何も必要ないのだ。と、矛盾しているかもしれないが私はこう言いたい。
今特別なことをしていなくても、未来のどこかで特別なことをやっているかもしれないのだ。そんな可能性すら、オンリーワンなのだ。
学生時代、学校に行くのが同年代の他人と顔を合わせるのが苦痛でたまらなかった一人の人間は、
惰性に生きた毎日の中で格闘技を観てみたら見事にハマり、それなりに気が合う友達を見つけて一緒に行ったお店でラノベに出会いハマり、
FF9を遊びハマったことがきっかけで、デスクトップPCが実家にやってきてから使用権をほぼ独占する形でこのHPを開設し、PCは代替わりしつつ長年半惰性でいろいろ作品を書くことになり、
夜更かしの先で美少女系ゲームのアニメ化作品を観ていたら意外と抵抗感が無いことを悟って美少女も愛でるようになり、昔から変わらず常日頃ピカチュウに骨の髄まで萌えて、
Perfumeや中田ヤスタカをデビュー間もなくから応援し、長年視てきた景色を職場を波に呑み込まれてトラウマだらけの第二の人生が始まった心地で生きていたけれど、
その先で現在進行形で好きだと言える仕事や、心の友と勝手に位置付けているPerfume好きの同僚にも巡り会うことができた。
会ったことはないけれど、格闘技の話題で盛り上がれる数少ない知人と長年仲良くさせていただいて、新しい門出や命の誕生を祝うこともできた。
こんな奇人で変態で廃人過ぎる人生、オンリーワンとしか言えないだろう。ほとんどがこのHPを開設してからの出来事だ。
旅先でお土産を買って来たらクラスのほとんどの人になかなか受け取ってもらえなくて、接触すら嫌がられて、我慢しすぎて教室の中で吐いて、
そんなぼっち力全開なところで人生に見切りを付けていたらきっと、こんなオンリーワンな日々は味わえなかった。
だから、オンリーワンを探して彷徨っているあなたにも、振り返るとオンリーワンな日々だったと思える時間はきっと訪れる。
劇的なほど突然、あなたの毎日にそれは訪れる。あなたが手を伸ばすか、あなたに向かってやってくるか、その違いなだけで。



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