食事中袖を捲ることなく汁物やソースのかかった食べ物に箸やスプーンを伸ばし、袖を汚している行為を見るのが好きではない。
まあ今のところ実の弟がやっているのをよく見かける以外ほとんど見たことがないのだけれど。
服を汚さず食事しなければいけないという意識はただ単に女子として異性より気を遣っていると言いたいものだが、ただ単に私が神経質だから気にしているのだとも思っている。
服の前面を汚してしまうのは、自分の過失だけではなく周囲から何かしら飛んでくる可能性も十分にあるのでまだ想定の範囲内というか、しょうがないで済むものとして私の中ではカウントされている。
ただ袖は別だ。自分で袖を捲れば汚すことを回避できる可能性は格段に上がる。寒かろうが腕を隠したかろうが、汚して着替える手間を生み出さないための最低限の対策じゃないだろうか。
まあ、うん、言って改善されるならいいのだけれど、その場限りでリセットされていることがほとんどなので、目くじらを立てるのも無駄な行為のように思えてしまうのが少し寂しくも感じる。
長年もやもやと思いつつ見かけたら指摘していたけれど直る気配がないことは承知の上で、いざ弟が実家や両親のもとを離れることがあったときに大丈夫なのかという根本的な心配があることにも気づかされる。
きっとそんな状況が訪れたときに私は唯一の姉として弟を支えることができないと思う。いつかの未来までに、無駄な洗濯物を生み出すきっかけを減らしていってほしいのだ。
(C)Aoi Tact