一人暮らしをするまでは六人家族の洗濯物を眺めていたわけで、
数年前から妹の一人が県外で生活しているため、実質五人分だが、
毎回大量の洗濯物を眺めてきたお陰か、
一人暮らしをしている中で私一人だけの洗濯物の少なさに、最初は少し慣れなかった。
それなりに洗濯バサミが多く付いているハンガー一つで足りてしまう。
それが五人六人分となるわけだから、実家ではハンガーだらけだった。
まとめて洗いたいからと、現在約三日分の洗濯物を集めて一気に洗っているが、
実家では二日に一回は洗濯しないといけない量だったことをやっと実感する。
残業もそこそこあり、夜ご飯の時間にならないと帰れなかったせいか、
日中に母や末妹に実家の家事はやってもらっていたため、
毎回うんざりしていただろうなぁといったことを考えることは増えた。
自宅より大型の洗濯機がフル稼働しているわけだが、それでも二回に分けなければ捌ききれない量の日もあり、
それを日々こなしているというのは本当に尊敬する。
たまに三日に一回の洗濯日を忘れ、そしてたまに洗濯後の干す作業を億劫に感じることもあるのだが、
実家に比べるとどんなに楽か、という一心で日々続けていたりする。
ちなみに一人暮らしをするまで家事スキルがゼロに等しかったので(それでも何度か洗濯機は稼動させたことがある)、
最初は生き残れるかを非常に心配されていた。
が、必要に迫られたらやる、がモットーになりつつある性分のため、
一、二週間もしないうちにリズムに慣れてしまった。
仕事帰りに洗濯することも多いため、最初から除湿機フル稼働の部屋干しを貫いているが、
私が影響を与えたらしく、日照りを有効利用していた実家でも除湿機がすぐ導入されたという。
家電もこの二人に付き添ってもらいながら買ったため、その時の印象もあったみたいで、
私と色違いの同型除湿機を、弟の出資で購入したらしい。
弟の出資というあたりでなんだか、ああ家の女たちが説得したかあなんて別の意味でしみじみしてしまいそうになったので、
弟よ・・・と思いながら、乾燥した洗濯物を取り込んできたいと思う。



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