私は十代の早い段階から、夜更かしばかりしている人間だった。
今も日付変更線を越えたことを自覚しながら、ポチポチキーボードを叩いている。明日は仕事だ早く寝よう。
寝よう寝ようと思って眠れない日もあれば、
どうしようもないことをうだうだと考えて眠れなかったりと、
読書やゲームに没頭して夜更かししていた事実も否定はしないが、
そういうアンニュイな時期だって存在していたのだ。
眠くなるまでとことん読書してみたり、心身疲れれば眠れると願い未来の筋肉痛を気にせず運動してみたり、
この二十年以上生きてきた中で、さまざまな眠る方法を試してみた。
何が正しいのかも調べてはいないが、我ながらなかなか頑張ってきたほうではないかとか思ったりする。


たぶん、眠れないという気持ちのほとんどには、明日の朝が怖いという、
漠然とした恐怖心のようなものがあったのだと思う。
毎日常にそうだったと言われると違うのだが(心身疲れていれば爆睡している)
ふとした瞬間にむくむくと、そういった気持ちは湧いてくる。
成長期をそんな感じで過ごしたものだから、私の身長は十年以上伸びてはいない。
とても小柄で、顔つきも今のところは童顔なため、まともに実年齢で見られたことがないくらいなのだけれど、
その全てが私という人間の生き方を表しているようで、なんだか感慨深い気持ちになってしまうのも、また事実。


実年齢に見られない外見の点から、ずっと一つだけ思っていたことはある。
もっと眠れない眠れないと言いながら、寝ておけばよかった。



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