受精卵にすらなれる前に、自分はどうなっていたんだろうなどと考えてみる。
たぶん、知覚出来る何者でもなかったのだろうとは思うけれど、
私が私として生まれるきっかけというか、運命の起点はどこだろうなどと考えてしまう。
それはもしかすると、私自身ではどうにもできないことなのかもしれない。
先祖が生きてきた歴史が。
世界がこれまで続いてきた結果が。
いろんなものが積み重なって、私がいられる理由やきっかけを作ってくれたのだろうなどと推測する。
そして私が生きていることで、
これから生まれようとしている何かに、影響を与えることなんてできるのだろうか。
そんなこともふと、考えてしまうのである。



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