昨日までの扉が閉ざされていくのを、見つめることしか出来なかった。 
もう振り返ることすら許されない。
切り離していく過去は、とてもとても眩しすぎて。
その中心にいつもあなたが居たこと、
胸の痛みを残して、少しずつ忘れていく。
はずだったのに。



目と目が合って知った あなたが 
こんなに変わり果てたわたしを
見つけてしまったということ
昨日までの二人が終わったこと

望めるのならば
あなたの記憶を消して
何も知らない昨日に
戻せたならいいのに

あなたの知らないわたしがここで
生きてることさえどうか隠していて
ただ一つきりの 儚い願いが
叶うことなんてないと知っていた

いつかはやって来るの あなたが
こんな罪を重ねたわたしを
見つける旅をするということ
最初から決まっていたのでしょう

許されるのならば
あなたの知らない場所で
何も持たないわたしで
生きられたらいいのに

あなたを要らないわたしがここで
生きられることを誰か証明して
ただ一握りの 淡い嘘だけが
愛しさを忘れられる未来に繋がる

あなたといた過去 すべて
何もかも解き放って
わたしを忘れてほしい

あなたを知ってるわたしはここで
生きてることだけ許されればいいの
ただ一つきりと 残した望みを
あなたは笑って全部抱き締める


(C)Aoi Tact
13.08-27