土曜日、午後6時の音楽が鳴る。
今日も、いつもの帰り道を歩いている。家が遠い。遠すぎる。車ならすぐなのに。
そんなこと思いながら帰っていると、昨日聞いた鳴き声がまた聞こえた。
辺りを見渡す。やっぱり何もない。注意深く探すが、鳴き声の主が見当たらない。
と、探していると、するり、と足元になにか気配を感じた。みてもなにもいない。
なぜだ、体が寒くなってきた。さっさと帰ろう。
今日はとても疲れた。なぜ学校は自動車登校がだめなのかがわからない。
免許ちゃんととってるんだからいいじゃないか!ぷんぷん。
さて、早めに寝よう。
眠っていると、何かにすり寄られた。顔に当たるもこもこが気持ちいい。
ん?どうゆうことだ?家には私一人だけのはず・・・
(在りえない気配にSANチェック0or1→75失敗 SAN70➤69)
びっくりして目が覚めた。真夜中じゃないかいいかげんにしてくれ。
起きて調べてみる。何もいない。気配も感じなくなった。
もしやと思って毛らしきものも探してみたがやはりない。気のせいだったのだろうか。
うーん、気のせいか。寝よう。
次の日、みんな大好き休みの日曜日。
昨日の鳴き声が気になって、川辺の近くを散歩していた。
いつもならドライブするのに、なにかが私の興味をそそる。
また聞こえた。例のかぼそい鳴き声。しかも昨日よりはっきり聞こえる。
(目星80→05成功 聞き耳71→16成功)
辺りを見回しながら歩いていると、近所のおばさんが話しかけてきた。
婆「なにをさがしているのかえ?おとしもんでもしたんかいな。」
急に話しかけてくるから、少しびっくりした。思わずびくっとする。
私「なんか最近小さい鳴き声が聞こえるの。多分ねこの何だろうけど、
なかなか姿が見えなくて。なんか気になっちゃって。」
そういうと、おばさんは少し悲しげな顔をしながら話してくれた。
婆「何日か前まで、この川辺に子猫がおってねぇ。
親猫もみあたんなくて、すごくやせてたんよぉ。かわいそうに思って、
うちでひきとってみようとおもったんじゃが、なかなかつかまえられなくてねぇ。
最近になって、その子猫をみなくなったねぇ。
死体は見つかっておらんけど、どうなっちゃったんだろうねぇ。
かわいそうに、寝る場所も、食べ物もなく、愛情なんてもの知らなかったろうに。」
なるほど、確かに猫はいたようだ。だが、聞こえなくなったとはどうゆうことだろう?
私「ここ2、3日鳴き声聞こえなかった?私結構聞いてるんだけど。」
聞いてみるが、おばさんは聞こえてないらしい。何故だ?
ふむ、少し探してみよう。もしかしたら隠れているのかもしれない。
おばさんの話を聞く限り、かなり警戒心の高い猫だ。きっと隠れてる。
この川辺、背の高い草が生い茂っていてなかなか探すのは大変だな。疲れる。
(必死で探す→HP1減らす HP11➤10)
(聞き耳71→27成功)
聞こえた。鳴き声だ。でも同時に異臭がする。なんだこれは。
音と臭いを辿る。ついに見つけた。ただ見つけたものは望んだものじゃなかった。
腐乱しかけた子猫の死体だ。もう鳴き声は聞こえない。
(死体発見SANチェック1or1d3→79失敗 SAN69➤66)
私は、怖くなって、とっさに逃げて帰った。
きっと、これは幻だ。気のせいだ。そうに違いない。
その晩、寝たふりをしてみる。
顔にすり寄る感触、そして、死臭。
なるほど、これは霊か。そうだったんだな。私は、ゆっくり目を開ける。
可愛い子猫が目の前にいた。だけど、本当はそうじゃない。
(アイデア80→15成功)
私はそっと目を閉じ、また開いた。
目の前にいたのは、にごった瞳をした、川辺で見つけた子猫だった。
ぎにゃあ。ぎにゃあ。生前の飢えと絶望にざらついた声で鳴きながら、
死んだ子猫が甘えてくる。甘えて・・・くる。
(異常現象SANチェック1or1d3→14成功 SAN66➤65)
私は、そっとその猫の頭を撫でた。
震える手、ここまで恐怖を感じたのはいつぶりだろうか。
だけど、撫でる度、死んだ子猫が目を細める。
嬉しそうな顔、なぜか、私は涙ぐんでいた。
おばさんの言う通り、愛情を知らずに息絶えたのだろう。
孤独に溺れ、誰も信じられずに、誰にも助けられずに。
ふと、なぜかミルクを皿に注ぎ、子猫に差し出していた。
その行為に意味など無い。自分はそれをわかっていながらも、そうした。
死んだ子猫がはしゃぎながらミルクを飲む。
その光景は、異常ながら、儚くも見えた。
最初で最後のミルクとなるだろう。私は、子猫を見ながらある決心をした。
私は、ミルクを飲みほした子猫を抱きかかえた。
その子猫は、ぴくりとも動かなかった。鳴かなかった。
当たり前だ。この猫は死んでいる。それが普通だ。
正気と狂気の狭間を彷徨いながら、私は子猫を見つけた川辺へ向かう。
スコップを持って、子猫を抱きかかえて、川辺へ向かう。
少し草が少ない場所を選び、穴を掘る。
深く、深く、できるだけ深く。
この子猫を埋葬するために。
そこまで大きい穴はいらないが、私は必死に穴を掘っていた。
20センチほど掘っただろうか。ようやく手が止まる。
死んだ子猫を穴に入れ、土を戻す。
きれいに平らにして、両手をあわせ、子猫の冥福を祈った。
これで、せめてもの愛情をあの子猫は感じ取れただろう。
切にそう願う。そして、あの子猫のような悲劇が二度と起きないように願う。
真夜中、一人スコップを持って、家に帰った。
床に置かれた皿と、その中の数適のミルクが、あれは現実だったと教えてくる。
私は、皿を片付けシャワーを浴び、混乱する頭を無理やり落ち着かせるようにベットに入り寝た。
朝になれば、また平穏な毎日が来ることを願いながら、寝た。
その日以降、川辺で猫の鳴き声は聞こえなくなった。
夜のすり寄る気配もなくなった。
全てが、元通りになったんだ。
END[愛を食べて子猫は眠る]
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ここから下は支配人の独り言です。
投稿遅くなりました。すみません。いろいろ忙しかったんです。
いいわけです。はい。
んなことは横に置いて。
今回のシナリオは、
時絵様の「かなしい仔猫に必要なもの」
を、KPなしソロプレイでやった感じとなります。
いいストーリーありがとうございます。遠慮なくお借りしました。
ソロシナリオをいろいろみてこれが一番やりやすそうだったので、
第1章にこれを選びました。
本来はKPを必要とするシナリオなので、結構迷いましたがなんとかプレイできました。
さて、キャラは主人公とゆうこともあり、ここでサクッとハウスルールを紹介しようと思います。
まず、シナリオ終了時に無条件でSANが5回復するようにします。
それでもSANがいずれ0になった場合は、0のまま続行します。
つまり、ダークサイドに移行します。
とりあえずこの一つ、ほかにも5個ほど考えてありますが、
それはまた別の機会に書きます。
もう疲れたんで眠ります許して(´・ω・`)
それと、書いてるときに思い出したんですが、次のシナリオまだ選んでいません。
なので、もし自分が選ぶ前にリクエストなりおすすめ紹介されたら、
それをプレイしようと思います。なのでどうぞコメントを(露骨
それでは、待て次回!
(SAN処理65+5+ENDボーナス1d6→現SAN73)
