「HGUC シナンジュ②」 | Identity Works

Identity Works

黒羊の日常

 
  

解説編②です。



 
 
光のライティングによって

パールメタリックの印象が全く変わります。


 

 

メタリック塗装の写真撮影は難しいです。
 


ではでは解説に行きます。

・ゲート処理
・ヤスリがけ
・修正とシャープ化
・メタルパーツの穴あけ&面取り
・洗剤&乾燥

基本工程を終えてから塗装です。


 

下地や、トップコート

そして、ガイアEXシルバーです。

シルバーは、バーニアに使用しています。


 

蛍光色です。

パール塗装の色付けに

クリアーレッドだと、赤黒くなりすぎるので

蛍光イエローと蛍光レッドで、黒くなりすぎないように調整しています。

蛍光ブルーは、メタルバーニアに使用しました。



 
 
 クリアーレッドを始め

スターブライトゴールドや

パールシルバーを。


関節や内部の塗装には、ホワイト、グレー、ブラックを。
 

 

今回の肝の

コンパウンドです。

それと、パールシルバー

EXクリアーです。

クリアーは肉厚で非常に光沢が出るので、とても良かったです。


 
 
エングレ部分には

タミヤ エナメルブラックを

拭き取りには、溶剤&ジッポオイルで^^


 


この様な、塗装品達で、今回のシナンジュを制作しました。




 

 


 

ガイアEVOブラックサフで、下地を黒にし


エアブラシでパールを細く、重ね吹きをしていきます。


パール粒子は、通常のギラギラしたメタリックとは違い

非常に柔らかいのに、艶が美しく、光沢が出て、素晴らしい塗料です。

厚塗りすると、後々剥がれやすくなったり

粒子が流れてしまうので

細く吹き→乾燥→細く吹き→乾燥

の繰り返しで、塗装していきます。


 

クリアーレッド×蛍光イエロー×蛍光レッド

を調色した赤を吹き付けていきます。

赤黒くならないよう、更にクリアーで薄め

こちらも


細吹き→乾燥→細吹き→乾燥

の繰り返しで、色付けしていきます。


これだけでも、ざっと12時間以上かかりました(^_^;)



トップコートで更に

ガイアEXクリアーを薄め液でヒタヒタに薄め、更にリターダーを+し、光沢感をUP

を、滴るぐらいに吹き付けていきます。

こちらは、厚塗りです。


厚塗り→乾燥→厚塗り→乾燥→厚塗り→乾燥

等、繰り返していきます。


そして、これを〔72時間〕乾燥させます。



 

乾燥後、クリアーが硬くなり

やっとコンパウンドが出来ます。

クロスでコンパウンド溶剤を付け、磨いていきます。


 

このように、眩しいくらいにピカピカです。

磨いたら

水洗いをし、また乾燥させます。


このような工程をし


 

こちらの未塗装のシナンジュが




 

コチラのようになりました。



 


エングレ部分です。

スターブライトゴールド塗装後に

タミヤ エナメルフラットブラックを吹き付け、乾燥させてあります。


こちらを、溶剤&ジッポオイルで拭き取ると


 
あら不思議


このように、綺麗な紋章部が^^




 

胸の部分も、こんな感じに^^




 
 

エングレ部分は全て、この工程で。


これだけでも、4~5時間はかかりました。


そして、コチラのトップコートは

半艶にしました。


パール部分と差別化をすることによって、高級感が増します。


このような感じで、兎に角

シナンジュのパールメタリック塗装 光沢仕上げは大変でした。

過去最高に大変でした(^_^;)



ではでは、③に続きます ^^