インターセクシャル | だって普通じゃ面白くない~†Black Sheep†店主のヒトリゴト~

最近ウィッグについての記事を書いてませんね。
楽しみにしていただいてる方には申し訳ありませんが、本日もウィッグ話はありません…


来週あたりに1つは更新しようと思っているので、もうしばらく戯れ言更新をお許しくださいませ。


さてさて、今日も1日風邪でぐったりしていました。

何をしようにも体が怠くて箸を持つのも億劫でした。

仕方がないので1日ゆっくり体を休めつつ、良い機会なので少し前に知ったインターセクシャルについて、またセクシャルマイノリティーについて考えてみました。



あくまでも個人の戯言であることを踏まえてこの先は読んでいただければと思います。
先に言っておくと纏まりきらずに書き逃げしてます(笑)
















インターセクシャル。
通称IS(アイエス)。

簡単に表現するならば、
男女のどちらに属しているか判断が困難な人

割と馴染みのある言葉で言うなら "両性具有"

精巣と卵巣の両方を持ち合わせていたり、体は女性なのに精巣があったり(その逆であったり)する染色体異常のこと



意外なことに出現率は高く、2000人に1人の割合で現れるらしいです。

日本の人口から計算すれば、約6万人近くの人々がこの染色体異常を抱えて生きていることになります。



私がこのISと言う言葉を知ったのは

立花チヨ著
IS~男でも女でもない性~

IS(1) (講談社コミックスKiss (460巻))/六花 チヨ
¥440
Amazon.co.jp



という漫画に偶然出会ったから。
この漫画ではISに対する世間の偏見などIS当事者の苦悩が事細かに描かれています。


日本に6万人、一県に1200人超も存在するはずなのに性同一性などと比べると認知度がかなり低いのはなぜか。

これを読むと理由が良く分かります。
ので、この作品については特に触れません。




ただなんとなく感じるISや他のマイノリティに対する世間の対応なんかに、結構悲しいものを感じました。

悲しいことに親が教えなくても、本能的に異物を排除する習性が人間にはあるような気がします。


肌の色、紙の色、体の大きさ、宗教、性別、趣味思考…

考えればすべてが一致する人間なんていないのに、集団となった時に一番異質なものが排除される。攻撃される。


そして異質なものを持っている方も排除を恐れる。恐れた結果別の異質を見つけて叩く。逃れる。



おかげで排除されないようにマイノリティたちは必死に隠す。

隠すからどんどん孤立してますますマイノリティとして孤立する。



悲しい負の連鎖



ISももっと世に広められればいい。


今まで性同一性や同性愛者が人々に認知されてきたように。

もちろん世間の風当たりはとんでもなく強いし、カムアウトした瞬間から人々の見る目も変わってしまうから、私はみんなにカムアウトしてなんてお願いできないけれど。


けど、隠している限りたった一人で戦わないといけないことも、人に知られれば確実に味方がいるからね、、と。



決して隠さなければいけない理由なんてないんですよ、と私は感じています。

だってそれが個性でしょ?


今は個性を生かす時代だって声高に叫ぶくせに、予定外の個性は認めないなんておかしいじゃないか。




それこそちょっと派手で奇抜な格好をしただけで後ろ指を指す人がいる世の中だから、マイノリティの人がカムアウトした時の反応なんて容易だけど。



でも意外と後ろ指を指す人って一人でいる時は指さないのよね。←度重なる経験に基づき確認済み


散々後ろでヒソヒソくすくす、からかいの言葉や中傷を投げかけていたのに、仲間が一人、また一人と減るごとに声は小さく、独りになればまったくの無音に。

あれだけ不躾に向けられていたはずの視線もなくなり、逆にこちらが視線をやるとそそくさと逃げ出す始末



前はそんな一人では何もできず、大勢でつるんでいるときには自分の行動に責任の一つも持てない人に対して軽蔑に近い感情を抱いていたけれど。


逆に言うと一対一の対話ならどんなマイノリティの人とも対話できる人が多いんじゃないかと思うようになりました。


なので

「別にみんなに好かれる必要なんてない」

と気楽に構えて、信用のできる人一人一人に自分のことを伝えれば、分かってくれる人って沢山いるんじゃないかな?

とか思うわけです。


もちろんそれで離れる人はいるだろうけど…どうしても受け入れられないことってあるから。


一人ずつ、信用のできる人だけでいい。

分かってくれそうな人だけでいい。


その一人一人がまた一人、一人に伝えて言ってくれるといいなぁなんて思うわけです。


ねずみ講的に広まればいいなぁなんて。



なんかそんな映画あったよね?

男の子が3人に幸せをあげて、その3人がまた他の3人に幸せをあげるってやつ


あの映画を見ていいなぁと思えるくせに、感動的なドラマを見て泣けるくせに、現実の自分は偏見に凝り固まっている矛盾に気づいて欲しい。


なぜドラマの主人公のことをかわいそうだと思えるのに、同じクラスの子のことは分かろうと思えないのか?


今自分のことを普通だと思い、普通の上に胡坐をかいている人。


あなたたちもいつマイノリティになるかは分からないんだって気づいてますか?



性病、糖尿病、脳障害、身体障害、精神病、借金…etc.


マイノリティってそれぞれの個体数はマイノリティでも、マイノリティと言われる人々は沢山いるって気づいてますか?


いつどこで何かがあってもおかしくないって、気づいてますか?


自分がマイノリティになる可能性の高さに気づいていますか?



そんなことにも気づかず、マイノリティだというだけで攻撃をしているあなた達。


あなた達には特に期待していません。


なぜなら今私が何かを言ったところで自分のことだとは気づいていないでしょうから。


そのうち自分自身で気づいてくれることを祈ってます。





結局ISについてはあまり触れなかったけど。



拒絶反応が出てしまうことは仕方がないことだけど、だからといって攻撃しないで欲しいな。


トマトが嫌いな人は畑にトマトがなっていたらわざわざもいで踏み潰します?

そんなことはせず、買わないだけでしょう?


人間同士も同じようにスルーしていくことってできないのかな?

攻撃しない強さをみんなが持てればいいんだけど。。


理解できないことは怖いから、怖いから、弱い人は怖さに負けて手が出ちゃうんだよね。。

悲しい。




と思いつくままにつらつらと書き殴ってしまいましたが、たまにはこんな日があってもいいかな。


ただ久しぶりに思うが侭書いたから少し恥ずかしいかな。

後で読み返して恥ずかしかったら消すかも(笑)


ではでは