心の隙間から
暗闇を覗いて
君は嘆くの
見えない黒さに怯えながら
癒えない傷を繰り返し
傷つけて
幼い子供の様に鳴き続けているの?
幼い子供が君の中で泣き続けているの?
届かない
届かない
理想と言う 偶像には まだ
否定して
否定して
賽を振って 戻されるよ また
いつか
このまま
黒い闇が全てをケガレに変えてしまうの
貴方さえ・・・
私さえ・・・
あの想いさえ・・・
心の隙間を
暗闇で埋めて
君が泣いてるの
塗り潰した黒に怯えながら
見つからない愛情に
焦がれて
ケガレなき夢を見続けているの?
ケガレてしまったと泣き続けているの?
届かない
届かない
清らかな 幻想には まだ
身を挺して
身を挺しても
守りたいと 言える誰かを
願い続けているの?
待ち続けているの?
きっと
本当は 信じ続けてる
人に怯え 自分を嫌うのは
人を信じたいと
自分を愛したいと
心が鳴いてるから
失望を繰り返し
喘ぐように
もがくように
唄っているのは
何処かで 希望を捨ててないから
心の隙間から
暗闇を覗いて
君が話すの
不鮮明な黒に魅せられながら
癒えない傷口の在処を
炙り出して
弱さを嘆く弱さにまた啼いているの?
それでも
啼き続けるのは捨ててなんていないから
届かない
届かない
理想と言う 偶像には まだ
追いかけて
追いかけて
見失う 想像の想い人
求めないで 普通なんて
カタチも定義もない 制約
やがて 紛れて 埋もれて 名も無く枯れる
望まないで ケガレなき光など
何も照らしてはくれないから
満ちて 足りてしまえば 全てが無意味に響く
届かない
届かない
でも
理想には 届かないままで良い
追いかけて
追いかけて
見失い 悪い夢が君に触れても
無くさないで 足りないままの君を
闇と闇の間 音色は木霊してく
綱渡りの日常を 生き抜いてきた 君の音
拒まないで 自分と言う名の人間を
闇と闇の間 道化は踊ってる
それでも 生きてきたと 誇りを 抱いて
心の隙間で
暗闇を愛でた
君は 知ってるの
光と闇の間に流れる混沌
それでも
今を 刻みつけ続けてる 命の旋律は
倒れても 傷だらけでも
生き抜いてきたから
響いてる
(イノチ)
生命と言う名の誇り
奏で続けて
僕に聴かせて
貴方しか 奏でられない
貴方を鳴らす音色
奏で続けて
いつか聴かせて
貴方が 奏でていく
願い 祈り 望みを・・・


