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blacksae1000さんのブログ

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優しさを 見つけて しまわないで

温もりに 気付いて しまわないで

お利口で 無機質な お人形のままで
いさせて

優しい なんて  決めつけないで

温かい なんて 思ってしまわないで

心を委ねてしまったら、壊れやすくなって

しまうから


願わくば どうか 私を願わないでください
望むなら どうか 私を望まないでください

 

希望の鐘が鳴り響く
 汚れを洗い流すように
 ワタシごと洗いながすように


 体温はゼロ度 自分の温度を持たない私は
 誰の物でもない お人形
 私の物ですらない お人形
 


 ねぇ ボクはいつかのキミ
 いつかの 灰色の猫

 黒にも白にもなれない 灰猫


 優しさを 見つけたら しまおう
 温もりに 気付いたら 隠そう
 綺麗で  明るくて 悲しそうなキミで
 きっと 良いから

 

苦しい なんて 見せないようにして
 届かないで あろう場所へ 手を伸ばして
 1人で 泣いてみたりして


絶って しまえたら 傍觀していられるかな?
望んで しまうから 泣いてしまうのかな?

 

人形の声が鳴り響く
 鼓動のかけらも出さずに

 でも確かにボクには聞こえた気がしてた

 

体温はゼロ度? それでも流れた涙に触れたら

ボクは救われてる気がした
 キミに救われてる気がした..


悲しさを 見つけて しまわないで
 温もりは 気付かないフリして 隠すから
 冷たくて 不器用な お人形のままの
 キミでいて

 

楽しい なんて 演じてみせないで
 悔しい なんて 泣いてしまわないで
 

キミが何かを 持たざるモノならば きっと
 ボクもそうなのだろう..


願わくば どうか キミを願わせてください
 望むなら ただ キミの存在を望ませてください..


キミがキミを願えないのなら
 キミがキミの存在を望まないのなら..

願わくば 少しだけ ボクを願ってください
望むなら 片隅に ボクを居させてください

 

持たざるモノ


 持たざるモノ


求めぬモノ

 求めるモノ


 人なるモノ

 人ならざるモノ


 体温はゼロ度 自分の温度を持たずとも
 キミは素敵な お人形
 ボクには素敵な お人形


キミの
声のない声を混ぜた 弱くて強い涙が 溢れたら

キミが
足りないから 必死で呼吸する命を 認められたら

ボクも
生きたい と願おう


ボクには素敵な冷たいお人形

ボクの大好きな必死な命


 キミが何者でも
ボクには きっと 何よりキミが必要だから

 ボクが何者でも
キミには きっと 必要なキミだから



 
 







 ひい

 ふう

 みい

夜を


数えて

日暮れて


現実に背を向けて

 小さな世界を切りとった
更に 小さくて狹い箱庭で

小さく取り繕った僕を隠そう

愛など育ちすぎないように
夢など 見過ぎないように

間引いて 切りとって
はみ出して見えないように

引き抜いて 隠して
歪みなど 気付かれないように


人影 木の影 鬼の影

尻尾など見せないで
そう 靜かに
   靜かに



 ひい

 ふう

 みい


夜更けて

仕分けて

 不確かな世界を切りとった
更に 不確かな沢山のボク

黒く歪んだ僕等を隠そう

決して無くさないように
鬼に見つけられて 間引かれない様に


素敵な闇で育てましょう
嘘ぶいた光も照らしましょう

それぞれのボクが
決して無くならないように

それぞれのボクを無くせないように


人避け 身を裂け 鬼の爪

角など まだ見せないで
そう 確かに
   確かに

鬼も ボクだった



多分 それでいいんだよ
多分 それでいいんだよ

ボクが何処かのボクに
言い聞かせてる

多分 それじゃダメだよ
多分 それじゃダメだよ

ボクをどこかの誰かが
拒絶している



 ひい
 
 ふう

 みい

世を

歪めて

夜は明けて

 此処は
 幸せな世界を切りとった
夢見がちなボクの箱庭

歪んだボクとそれを否定するボクの
鬼ごっこ



鬼はねぇ?どっちのボクだったろう?

鬼もね どっちもボクだったよ

見つからなくていいよ
終わりたくないから


どれも 全部ボクだから

全部全部ボクだから





 流れ流れて 川の上
僕が生まれたのは 小さな箱だった

ねぇ そこの誰か
 拾って 救いあげて?

ボクは 必要だって
 何度でも言って 抱きしめて

寂しいなんて
 言ったら崩れそうで
  言えないけど

恋しいなんて
 伝えたら壊れそうで
  伝えられないけど

そんなボクでも
 愛してくれる方は どうか
  その手で 愛でて 
   温めて そして、もう捨てないで



 揺られ揺られて 川の上
温度の無い此處が ボクの揺りかご

ねぇ 怯えながら
 少し 顔をあげたら

ボクを 見つけて
 何度も諦めて 泣いてるの

ボクを 見つめて?
 愛せないかも しれないけど
  目の中に 映して 住ませて

何か

足りないなんて
 気付いて恐れて
  見ないフリしないで

でも

正しいなんて
 行動理由で撫でて
  みたりしないで

そんなボクをね
 受け入れられるキミは
  その手を 触れて
   傷つけさせて 癒させて



 日暮れ暗くて 岸の側
僕を救い上げたのは 小さな人だった 

ねぇ 人間さん
 ボクはキミ達が嫌いだよ?  

ボクを 人形の様に
 撫でては 捨てていく

可愛いなんて
 期待させて また手を離して
  去っていかないで

でも

可哀相なんて
 憐れんで 餌だけ置いて
  傷つけてもいかないで

こんなボクをね
 抱きあげてくれたキミの腕には
  無数の 痛みの痕
   傷だらけで でも 温かかった



 ふらり連れられ 人の家
ずぶ濡れのボクを抱きしめてキミが泣いてた

ねぇ 人間さん
 誰の為に泣いているの?

キミは 人と上手に
 交われない 人なんだね?

苦しいなんて
 決して 口にはしないのは
  吐き出したら壊れてしまうから

きっと

キミは自分を
 愛でられないから ボクを重ねて
  命を注ぐ様に愛して

キミは誰とも
 向き合う勇気がないから
  自分を傷つけていた

ねぇ 飼い主さん
 キミの傷をなめていいかな?

ボクは 一緒に
 泣くことは できないから
  したくないから

ねぇ 大切なキミ
ねぇ いつかのボクみたいに、ずぶ濡れのキミ
 
ボクがキミの足りないナニカに
  なってもいいかな?

キミをボクの足りないナニカと
  信じてもいいかな?

ねぇ ボク
ねぇ どこかのボク
 
ボクはきっとボクで良かったよ?