今年から新設されたトルコのリゾート地(らしい)、アンタルヤで開催されているATPワールドツアー250グレードの大会です。
今大会はシード選手の早期敗退が相次いでおりまして、目玉はクレーコートで大活躍したドミニク・ティエムでしたが、初戦で世界ランク200位台の無名選手にストレート負け。
クレーが得意とはいえ、強烈なサービスをもっていて芝と相性が悪いとはいえません。
芝コートでのタイトルも保有しています。
ですので芝シーズンに入ってのティエムの戦績急降下には驚きを隠せませんが、もともとティエムがトップ10に入ってきたのも大きな大会で上位に入ってがっぽりポイントを稼いできたというより、膨大な数の大会に出場してけがもなくコツコツ貯金してきた側面もありますので、通常運転だとこんなところなのかもしれません。
しかしいずれにしてもウィンブルドンでの好成績は期待できないような前哨戦結果となってますね。
他のシード選手もポコポコと落ちており、シード選手8人からベスト8に残ったのはたったひとり、フェルナンド・ベルダスコだけでした。
スター不在の本大会ですが、今や日本人ナンバー2に位置している杉田祐一選手が強豪の沈没を横目に連勝しております。
今年の杉田は下部大会であるチャレンジャー大会を主戦場に大会優勝を重ねてきましたが、たまたま出場できたバルセロナ・オープン本戦では奇跡のベスト8入り!
地道なポイント稼ぎが功を奏してランキングポイントが急上昇し、バルセロナ以降、全仏他のメジャー大会にもちょくちょく出るようになってきています。
バルセロナ以降はドローの不運もあり1回戦敗退が多かったんですが、この大会にきてキャリア最高の成績をあげております(^^)/
2回戦では元世界3位のダビド・フェレールを下し準々決勝に駒を進めました。●杉田 vs. アルトメラー(準々決勝)
準々決勝ながら、相手は無名選手。
第1セットこそそこそこいい試合してましたが、相手さんのストロークのアウトが多く、杉田のペースになりゲームカウント6-3先取。
そして第2セットは、相手のサービスゲームをすべてブレイク、圧勝のゲームカウント6-0!
うおおぉおーー!
準決勝進出きったー!!!
…と盛り上がりたいところですが、
この観客の少なさ…。
コート周囲4辺、全部こんな有様でして、ピエリ守山も驚きの生きた廃墟っぷりです。。
30人くらいじゃないの??
こんなんで賞金総額40万ドルなんて捻出できるのか…。
今年のみの開催で打ち切りもあるのでは…。
ところで杉田のこの快進撃。
実はアンタルヤ、異常なまでの暑さを記録している模様で、暑さで相手がへばって集中力を欠いてるんじゃないかと思わなくもないですね。
杉田は日本拠点。
真夏の日本、なめんじゃねーぜ!
●杉田 vs. バグダティス(準決勝)
準決勝まで来ちゃった!
相手は10年以上前に世界ランク8位を記録したベテラン、バグダティス。
この1年でランキングを大幅に落とし、いまや70位台になっております。
チャレンジャー大会含め初戦敗退ばかりですが、このアンタルヤで連勝しています。
第1セット。
アンタルヤの暑さと、バグダティスのセンターへの重いサービスに苦しめられ、なかなかブレイクしきれませんでしたが1回ブレイクしてセット先取。
第2セット。
引き続き杉田はセンターへのサービスの対処に苦しみ、お互い危なげなくキープで進む展開になりタイブレイク突入。
いい勝負でしたがバグがこのセットをとりました。
第3セット。
現地はまだ午前中ですが、Googleで出てきた気象情報によると…、
いやいや、こんなんテニスの試合なんかしちゃいかん気温でしょ。
そして暑さにやられたか。
バグダティスは集中力が一瞬切れたのか、ダブルフォルトを連発。
このチャンスをものにした杉田が先にブレイク!
そのあとも杉田がやや優勢の展開でした。

脚が震えており、脱水症状となってしまいました。
熱中症だと思いますが、場合によっては命の危険もある症状です。
非常に心配しましたが、メディカル処置を受けたバグダティスは棄権するとともに、最後は歩いて退場していきました。
自立して歩いていましたから、おそらく大丈夫かと。
少しほっとしました。
バグダティスの容態のその後は気がかりですが思わぬ形で杉田は決勝進出。
決勝ではトリッキーなショットを打つテクニシャン、マナリノと対戦することになりました。
※ちなみにイギリスで同時開催中の大会決勝はジョコビッチ vs. モンフィス(トップ2シードの対決)です。
予報では、決勝の日も殺人的猛暑の模様。
それを配慮したかはわかりませんが試合時刻は現地夕方ごろに組まれたようです。
この決勝戦に勝てば、松岡修造、錦織圭につぐ日本人男子3人目のATPツアー優勝者となります。
決勝進出現時点でも世界ランク52位程度にあがることはわかっていますが、優勝すれば世界ランクを44位あたりまで上げられまして、松岡修造のキャリアハイである46位を超えることになります!
日本時間23:30スタート。
刮目せよ~~!!



