1st Album
『Egology』
2010年
01. INTRO
02. WE BLAZIN feat. ISH-ONE
03. HIJACK
04. NO REACTION
05. SKIT ~16 rules~
06. CUT feat. OKI
07. FASHION feat. FRG
08. JUST A PARTY
09. BENJAMIN feat. TAO
10. SHE IS SO BETTER
11. B feat. L-VOKAL
12. タッタリア feat. SAGGA
13. IMAGINE
14. LOVE SONG
15. SKY IS THE LIMIT feat. KEI
★★☆☆☆
18歳でアメリカに渡り黒人に混じり音源製作などを行い、2007年に帰国、日本語ラップシーンで活動を始めたEgoのファーストアルバム。YingYangらと交流を持ち、経歴などをみるとバイリンガルラップもするのかと思いきやそんなことはなく、英語の発音もうまい方ではないと思う。しかし英語圏で日本語のラップを聴かせるために工夫を凝らしたのか、鋭いフロウが主流となっている日本語ラップシーンでは逆に特異とも言えるベタっとしたフロウが特徴的だ。普通に話しているようなラップだ。単調にならないように時折単語の間に間を取ってタイミングをずらしたりもするが、それは功を奏したというよりリズムに乗れていないように感じてしまう。言っている内容は容易にキャッチでき、アングラ系ながらとっつきやすいアルバムにはなっているが、正直思想や考察に深みが感じられず、それがリリックの薄さにつながっている。#4は都会の雑踏を描いた代表曲といえるが、スマートとはいえない比喩表現の陳列に残念な気持ちになる。本人は至って真面目にやっているのは伝わるが、まだまだ稚拙に感じた。とはいえこの微妙なダサカッコ良さが逆に新鮮でツボにはまることもあり、悪くはない作品である。#7などトラップっぽい音や「Swag」という単語が日本語ラップに登場する初期の作品でもあり、センスとしては最先端といえるかもしれない。