※このブログは、一見ドラマの感想のように見えて
ある人のことだけを書いた偏ったオタク的な要素がたくさんございますので
ご注意ください。
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2022年ももう残り僅かなところで、
秋ごろから始まったアニメやドラマが
次々最終回を迎えてちょっと寂しいです。
12月20日には、10月から始まった科捜研の女が最終回を迎えましたね。
もし普通に見てたらTwitterで呟いただけだったんですけど、
どうしてもブログを書かずにはいられなくてですね。
人物やストーリーに関する説明は少し省きますけど、
私、1話から敵として出ていた古久沢先生がすごい好きで。
シリーズを通して出ると知ってから、
どういう展開になっていくんだろう、
どんな結末を迎えるんだろう…
ってそれはもう私の狭い思考範囲内で想像し尽くしました。
そんな私には、辛い終わり方だったなぁ、と。
終わった後もしばらくダメージが大きかったです。
…
って、そんなもんでは済まなかったです。
終わってから数日、思考回路というか感情ぐちゃぐちゃになりました。笑
一度古久沢先生のことを考え出したら、
先生の人生や人格のことまで深く考えるようになってしまって、
なんでこんなに乱されるんだ?
と答えを出そうとすると再び闇へ。
それが特に深夜に顔を出して、
睡眠さえ脅かされかねないまでに。
これはマズい。
と思って、一旦距離を置くことにしました。
というのも、そのものから離れるわけじゃなく。
一度、1話を見ていたあのきゃっきゃしてた頃に戻ろう、と。
先生が好きなだけでいいじゃん、って。
そうして何とか冷静を保てました。
最初ブログを書き進めようとすると、
呟きのように浮かぶ言葉はあっても
どうしても文章で繋げられなくて。
そもそも感想とも呼べない個人的すぎる
偏ったものをブログで公開する必要なんてあるのか?
なんて思ったりもしましたけど。
最終的に公開できるように、ブログの下書きに
思いついたことをメモしてありまして。
もう繋がってなくても
メモ丸ごと載せればいいや、と思ったので、
気持ちを昇華するためにも
こうしてブログに書きました。
と、その前に。
私がなんでこんなことになったのかの理由になるかはわかりませんが、
見始めた頃から、最終回に至るまでの経緯からお話しさせてください。
一話から最終話に至るまで
私はあまり流行りのドラマは見ないんですけど、(恋愛系とか)
やっぱり殺人事件モノは好きで
リアルタイムのものも過去のものもたまに見たり。
中でも科捜研は2017年くらいから見始めて、
今年もとっても楽しみにしてました。
科捜研を見始めたきっかけは、
その2017年頃に『古畑任三郎』にハマって、
そこに出てた沢口靖子さんが出てる!
ってことで見始めました。
もう古畑さんに出てた俳優さん女優さんってだけで嬉しいんですよね。笑
毎回事件やそこに孕むストーリーが面白くて、
今シーズンが始まった時もどんな事件があるかな~
ってある意味ゆるい心持ちでした。
また今シーズンはゲストに石黒賢さんが出ることも何となく知ってて、
こちらもまさに古畑任三郎に出てた方なので
わ~石黒賢さんじゃん~って1話が始まった時もゆるい気持ちで見てました。
しかし…
まさかそこに沼があるなんて思わなくて。
何と言っても、古久沢先生はドンピシャだったんですよね。
どの辺が?
と言われても答えにくいですが。笑 癖の問題なので笑
天才科学者、白衣、スーツの感じ(?)、
あの威圧感、どこから出てるのかわからない自信。
ただ、発言にはビクビクしましたけど笑
(思想が強すぎる)
厳密に言うと、最初に1話を見ている間は
じわじわと"この人ヤバいかも…(※私自身にとって)"って思ってて、
なんとなく見終わった後にヤバい!!って気付いたんですよね
今までにも、私が沼りそうな科学者とか
そういうのはたくさんいたわけです。
でもぴったりハマることがなかったのか、
堕ちないように一歩手前で止まるようにしてたか。
おそらく後者の割合がデカい。
それが今回理性がバグって(?)、
一歩踏み出したらそこは穴で
深く落ちてしまったんですね。
それで放送後、私の中では珍しく
見逃し配信で繰り返し見てました。
その頃を思うと、1話ってもはや癒しだったなぁと…
京都環生研の雰囲気が恋しい笑
(その内二人被害者、もう一人は犯人で自○してるけど)
あと私は前述の通り、
石黒賢さんは古畑任三郎で見たことあるだけだったので、
なんて素敵な俳優さんなんだ…!と思って。
私のイメージでは爽やかな方だったので、
古久沢先生のようななんかこう、重圧感のある…?笑
とにかく怖い人をこんなに素敵に演じられるなんて…!
と震えました。
この1話を改めて見た辺りから
公式サイトとかの情報を少し調べるようになって、
シリーズを通して出ることを知ったんですよね。
そこから最終回を迎えるまでのおよそ2ヶ月間、
どの回に古久沢先生の情報が出るかと、
心臓を握り潰されるような(?)ドキドキで
心をかき乱されることになるのでした。
その辺はTwitterでも呟いてましたが、
そもそも好きなのに
なんで精神すり減るんだって話なんですけど。
私はいろいろ拗らせているので…笑
こういう展開になるとマジで凹む…
みたいな、言い方悪くすれば地雷のようなものがいくつかあるんですよ
最初にいろんな展開を想像した…って書きましたけど。
例えば、罪を犯してしまうか、亡くなってしまうか…とかですね。
この二つは立場上起こり得やすいものですが、
胸は苦しくなりますよね。
あと先生の性格では可能性は低いですが、
こうだったら凹むな…っていう大きい要素が別にありました。
ただ…すごく個人的な事なので言いたくない
こんな感じだったので
先生が出なさそうな回でも気が抜けなくて
(2・3話は回想で出たりした)
正直、科捜研の女というドラマそのものとしては
私はニュートラルに楽しめていなかったと思います笑
なので感想としては参考になりませんよ
それが顕著になっていくのが
再びがっつり登場した5話で。
まだ見る前はきゃっきゃしてられたんですが、
たまたま公式サイトのあらすじ見たら
"え?え?"ってなる要素多すぎて
でも心臓が握り潰されるようだと言いつつも、
5話はそこまで大変ではありませんでした。
先生への疑惑みたいなのは深まっていったけど、
まだ楽しんでいられたと思います。
というか、私も古久沢先生の著書とサインが欲しかったです!!
そして6話~8話は一切出ず、
8話の最後に先生の著書が映り、
次回最終回でやっぱり先生が登場…ということで、
どう転んでもこれで最後だと覚悟することになりました。
最終回と人物想像
ここからはブログの下書きにメモした、
最終回の感想と先生の人物像の、考察には及ばない妄想を
ほぼ丸々コピペしたものを交えながら書いていきます。
ちなみに加筆修正した部分もありますが、
特にわかりやすくするために"*"で区切った前後は
メモそのままなので、
なるべくその時に感じたままになっているかと思います。
まず最終回の印象としては…
なんか、先生が理解されないまま、
孤独なまま終わってしまったな…
という感じがしていて。
もっと言えば、科捜研の人たちから敵対心を持たれたままだったな、と。
いや、科学者という同業者としては堪ったもんじゃないでしょうし、
共感も理解もできないししたくないだろうなとは思うんです。
でもそれは罪に対してではなく、
先生の心情に対してです。
私はこれはもうクセというか、
犯人の生い立ちとか動機が気になるタイプで。
それで言えば、最終回で先生の過去とか、
科学者になった経緯とか出たりするのかしらと思ったけど、
そこまで掘り下げられなかった感がありますね。
でもシリーズを通して見ていて、先生が出てない回の犯人や登場人物にも
どこか先生に通ずるところがあって、
先生本人の口から聞けなくても
人となりを紐解くヒントが散りばめられていたのでは、
と思っていました。
そもそも今シーズンは"科学者"がテーマでもありそうでしたしね。
*
これは完全に私の想像ですよ。
古久沢先生って、すごく純粋な人なんじゃないかと。
それは真っ白ということだけでなく、
真っ黒に染まる可能性もあるということで。
この世界、現実って、
好きなこと純度100%なままでいられないというか。
濁りのない心を持っていて、またその濁りが嫌な先生にとっては、
この世界は理不尽だったり、不条理だったり、不純物が多すぎる。
生きていくには、その濁りを認めて混濁の中にいることを受け入れるか、
孤独になる覚悟で自分にとっての濁りを排除していくか。
例えば7話の馬を愛する生駒先生。
あの人は、
"人間が嘘をつくのだから、動物だって嘘をつく。純粋だと思わないほうがいい"
みたいなことを言っていたので、前者かなと。
そして古久沢先生は後者を選んだのかな…
って思いました。
マリコさんみたいな、真逆の価値観の人に出会えたことって、
先生にとってチャンスだったかもしれないんです。
けどそれによって価値観が揺らいだり染まることが許せない。
果てはそれが怖い。
だから拒否し続けるしかない…。
こんな決めつけたことを言ってますけど、
それは私自身にもそういうところがあるな…と思うからです。
自分に無い要素は想像し得ないですから…。
*
でも古久沢先生って、あまり人が寄り付かないような性格だと思うんですが、
関わった人から悪い評判を聞かない気がするんですよね。
1話での環生研の同僚たち、
5話での先生に憧れてた大学院生、恨んでたけど本当は尊敬してた被害者、
最終話での関わった企業…そして君嶋先生も。
皆尊敬の念を表してたと思うんです。
(それは、人格抜きだったかもしれないけれど)
特に最終回での被害者や科学者ブローカーの奥居さんだって、
先生を科学者として尊敬して、
先生や先生の科学に汚名が着せられないように、
開発研究をしやすい環境でできるように…
って考えててくれてたんですよね…。
だけど…もう、先生の心には届かなかったんですね…。
それが、最後まで孤独なまま終わってしまった…というところで。
それがとにかく苦しいです。
最終的にはヤバい人っていう印象を与えたけれど、
最初からディストピアを作ろうみたいな科学者じゃなくて、
本当に人類が生きやすい未来を考えてた人だと思うんです。
だって発展途上国のような場所でも使える仕組みになってるって…
(※凶器に使われてたやつ)
先生は認めないと思うけど、そこには思いやりがあったとしか考えられない。
そんな真っ直ぐに科学や未来に向き合ってた人が
罪を犯さなければなかったことを思うと泣いてしまいそうで。
(真っ直ぐだったからこそかな)
…
そんなことを、数日間考えてました。
それが最初に書いた通り深夜に出てくると厄介。
なんか苦しそうにつらつらと書いてきましたけど、
もちろん誰かにわかってほしくて書いた節はあります。
でももし伝えられるなら、
私は先生のことが大好きだよ、って伝えたいんです。
*
さて、なんか辛いってことばっかり書いてる気がするので、
最終回見て良かったところを。
私は白衣フェチでもあるんですが、
最終回はほぼ全編通して
私服姿なのが良かったですよね。
私あまり男性の私服に興味がないんですけど、
古久沢先生のはすごく好きな部類に入る。
コートに、黒手袋に、ジャケットとシャツ(?)…
どれも先生の人物像を損なわず
美しい所作で見れたのはこの回ならではかな。
勝手に先生って膝下くらいのロングコートだ、
と思ってたんですが、(古畑さんみたいな)
大体腰から膝上くらいでしたか。
そういうのもあるか…!って感じで良かったです
あと、先生って思ったより人間味あるじゃない、と。
驚いた感じとか、自白した際の感情の込め方とか…
(取調室で床に座った描写はびっくりした)
喜怒哀楽…だと部分的に違いますが笑
1話や5話でも、なぜか不敵な笑みを浮かべたり、
まあまあ会話してくれたり。
決して感情が無いわけじゃなく、
感情のうねりというか静かな激情のようなものを
感じられたのは良かったですね。
先生が一体どういう人物なのかを考えるにおいて、
とっても助けになったものがありまして。
放送開始前の公式サイトでの記事なのですが、
後半にある石黒賢さんのコメントで、
演じる上で古久沢先生をどういう人物と捉えていたかがわかります。
私は1話を見た後くらいに読んだのですが、
これがもうとにかく沁みてですね…
演じられてる方ってすごいなと…
私は考察とか得意じゃないので、
(事実を繋げるより、感情を優先してしまうので)
この記事だけが頼りというか笑
やっぱり、あの方が演じてくださったからこそ、
先生がただ冷酷な人じゃないことがわかったんですよね。
本当にありがとうございます、
とただただ感謝を申し上げたいです。
クリスマスから年末にかけて
このブログを仕上げましたが、
私はこの時期に一体何を書いてるんだろう?と笑
今となっては火曜日にもう放送されないのが寂しいですし、
こんなに一人の人に執心できるのは素晴らしいことだなと、
自分で言っておきます。
どうかな、体力的にこれが2022年最後のブログになるかな。
Twitterやインスタには何かしら投稿するかと思いますが。
こんな個人的なものでも
もし最後まで読んでくださったのなら、
本当にありがとうございます。
私はなんだかこの年末の慌ただしい雰囲気に
胸がザワザワしてますので笑
なるべく心を静めてゆっくり過ごそうと思っております。
どうかお体に気を付けて、
無事年を越せますように。
今年もありがとうございました。
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