ソラニエ 本公演
「狂乱フリーク」

25日に、無事に公演終了しました。
ご来場くださった皆様、関係者の皆様、応援してくれた皆様、本当に有難うございました!

正直、今はまだ思い出すことも出来ないくらい、抜け殻です。
…あぁ、違うな、抜け殻というよりも、まだ同化している気がする。


ここから先は、あくまでもアタシの感覚です。
脚本の意思も、演出の意図も、何も関係ありません。
アタシ個人の勝手な言葉です。

まひるちゃんは、本当に可愛いコでした。
アタシが演じるには勿体ないくらい。
可愛くて、頭が良くて、気が利いて、一途で、そして外側だけでした。
くるくるひっくり返っていろいろな表情を見せる登場人物たちに混ざって、なお、彼女はひっくり返りません。
そもそも裏も表もないのです。
外側しか持っていないんだから。

「金魚の糞になっていいの?あなたを見せなくていいの?個性はないの??」
そう言われて、散々考えたけどやっぱり、まひるちゃんはミヤマさんありきのキャラクターです。
ミヤマさんがああいうキャラクターとして生まれたから、彼を支えるためにまひるちゃんが生まれたんだと思っています。
だから、そういう意味で中身のないまひるちゃんには「自分の言葉」はありません。
「役」ではなく、「役割」を担っているコ。
事件という円の中には入っているけれど、その円のいちばん外側で事件を見ていて。
周りに合わせて笑うのが得意で、馴染んでいる振りをして、反射で言葉を返していく。
わかりにくい事件をわかりやすくするための正義感と、客観的なフォロー。
お客様が安心できる、不変の存在。

唯一彼女が自分を見せる一瞬ですら、本来言うべき言葉は既にミヤマさんが発していて、それはもう彼女の言葉ではなくて。
ただ、肯定するだけ。
「あなたの見せ場なんだから好きにやったらいいんじゃない」とも言われたけど、やっぱりそれは違うんです。
彼女個人の見せ場なんて必要ないんです。
脇に徹すること、それこそが彼女の見せ場であり、存在意義なんだから。
信用して預けてもらえないんだったら、舞台の上にいることそのものが失敗になってしまう。
彼女に出来ることは、預けてもらったものを肯定することだけ。
まひるちゃんの持っているカードの意味が、アタシの中にきちんと浸透してからは、周りに何を言われてもブレなくなりました。

脚本家の1人にもらった言葉は、「まっすぐ」
ただただまっすぐミヤマさんを信じて、そっと支えて、踏み出すのを待っている。
進んでくれたら、ちゃんと後ろをついていく。
演出家にもらった言葉は「おとな」
仕事はきっちりこなして、わりとドライで、ちゃんと自分をわきまえていて、「助手」であることにプライドを持っている。
最終的に事件を解決することはミヤマさんに委ねているけれど、それは正しく自分をわかっているからで、けして甘えているからでも投げ出しているからでもなく、きちんと選択した結果。

だからアタシは、まひるちゃんがついていくミヤマさんを、たくさんのお客様に愛してもらいたかった。
まひるちゃんの印象なんて二の次でいいから、ミヤマさんを観てもらいたかった。
…どれだけ伝えられたかなぁ。
ミヤマを演じていたまさしさんは、もともとアタシがフォローする必要なんかないくらい、いい役者だし、先輩だし、ちゃんとしてて優しくて楽しくて一緒にいるの大好きなんですけどね。
どこまでやれたかはわからないけど、お客様の中でミヤマさんが愛してもらえていたなら本当に嬉しいです。
まひるちゃん個人をきちんと魅せてあげられなかったことは、ただただ未熟なアタシの力量不足で、それでも、彼女にも同じ気持ちであってほしいと思うのは、アタシのエゴです。
ごめんね、まひるちゃん。
でもアタシは後悔してないよ。
どうか、君にとっても本望でありますように。

とにかく関係者全員が優しくて、ひとの温かさに触れた公演でした。
それはきっとこの公演のために一生懸命頑張っていたソラニエの2人のおかげだと思います。
レミちゃん、水辺くん、ほんとうに有難う。
そして、お疲れ様でした。


今回関わったすべての方々へ。
またいつか、劇場でお会い出来ますように。

誠  に 有 難 う ご ざ い ま し た !


*****

というわけで、自由の身です。←
宙に浮いている話や、口約束はいくつかあるけれど、どれもふわっとしていて、果たしてどこまで本物なのか、アタシにもわかりません。
予定は未定。
今年の出演がこれで最後にならないように頑張りたいと思います…(苦笑)
まぁ、例年通り、演奏会の司会はいくつかやることになりそうですが。
しばらくはおとなしく現実と向き合います。
公演中にだいぶ羽ばたいていった諭吉さんたちを取り返さなくちゃ。←

遊んでくれる方は随時募集中ですよーう。
一緒にお酒を飲んでくれるひとも大歓迎!!

それから出演のお誘いも、心して承りますので、ぜひに。

さて、まずは観劇の予定を立てようかな。
なんだかな。
なんだかな。
なんだかなあああ。

絶対、信用されてない。
肝心なところで、引かれている。
警戒されてる。

確かに、もとはと言えば、それは間違いなくアタシが悪いんだけど。
ちょっと自惚れてやしませんか。
本当にちゃんとご理解頂けてますか。

アタシがいつまでも同じ場所にいると思うなよ。

嘘を吐いたままなのは、どっちだ。
それを言わなきゃ、覚悟が決まらないのは、どっちだ。
ぬるく誤魔化してるつもりかもしれないけど、全然出来てないよ。
そんなんじゃ、どれだけやっても伝わらない。
受け取れない。
だから何も返せない。


そこにあったはずの階段が思っていたよりずっと遠ざかっていて、アタシはなかなか1段目が登れなかった。
やっと辿り着いて登ろうとしたら、邪魔なものがたくさんあった。
どうしてそれがそこにあるのかわからなくて、考えて、もやもやだけが溜まって、耐えられなくなって突いた。
突ついたら、崩れた。
なんとか1段目を登ってみた。
まだまだ登れる。
だけど崩れたものが邪魔をする。
思ってたよりずっと薄っぺらくなってたんだね。
がっかりした。

あのさあ。
アタシさあ。
楽しみにしてたんだよ。
邪魔しないでよ。
近付こうが離れようが興味ないよ。
好きにしなよ。


最初は間違いなくアタシが悪かった。
ごめんなさい。
でも、いつまでも同じ場所にいると思ったら大間違いだ。

アタシはもう、そこにはいないよ。
小屋入り2日目。
…2日仕込みでほんとによかった。
ここんとこ折れっ放しでキツイ。
けど、しっかり前を向かなくちゃ。
まだ何も始まってない。
弱音吐いてる場合じゃない。

実は今日、ゲネをやって、ようやく気付いたことがある。
…遅っ!
いやいやいや、まだ遅くない。
まだ間に合う。
ここからでいいから馴染ませるんだ。
どーせ、誰に迷惑かけるシーンでもなし。
今更気付いたことだけど、そのあとに繋げられる大事な要素だもの。
ちゃんと使う。

気持ちがちゃんと寄り添えていたら、もっと早く気付けたのかな。
そうじゃないところにだいぶ時間を使っちゃったからなぁ。
ほんと、無駄な時間を…!!
馬鹿か。
馬鹿なのか。
馬鹿は馬鹿なりにやるしかないのだ。
ひとつずつ積み重ねるしかないのだ。
まだやれる。
まだ頑張る。

舞台の上では、絶対に揺るがない。
2015年になって、既に2週間。
時間の流れに全然ついていけてない。
あかーん!

*****

久しぶりに彼女の存在を確信した。
いつのまに底から出てきたんだろう。

目の前に川がある。
三途の川よりずーっと広くてずーっと深い、大蛇みたいな川。
対岸が遠い。
永遠に理解し得ない。
石を投げて、積んで、転がして。
どうしたらあなたに届くのか考えている。
そこにいるかどうかもわからないのに、いつも諦めきれない。

きっと原因はあるんだろう。
だけどそれを自覚出来ていない。
ゆるゆると微量の毒を飲むように蓄積したあれこれが、積もり積もって出てきたのが「いま」であるだけ。
きっと遅かれ早かれこうなってた。
自覚しないと変われない。
…早く気付かないと。
完全に動けなくなる前に。


動くのにまだ覚悟が足らない。
どう転ぶかもわからない。
でも向き合わないといけないんだよなあ。
これが出来なかったから、この余地もないところまでいってたから、ダメだったんだから。
今回は、ダメでもやらないと。
あー…憂鬱だー…。
全部自分に返ってきているだけだってわかってるけど。
自業自得は充分承知しているけれど。
それでも受け止めるのは怖い。

だけど、やらないと。
足元を軽くするために。
前を向くために。
迷惑をかけるのはもう嫌だ。
夜中に録画しといてもらった「相棒」を観た。
スペシャルのやつだったから、2時間あるわけで。
観終わったときには4時回ってた。
今日もお昼から稽古だったんだけどね。。

あ、内容は面白かったよ、すごく。
だから途中で辞められなくって結局最後まで観たもんなー(笑)
久しぶりに観ると毎度思うけど、カイトくんのリア充ぶりが若干腹立つ(苦笑)
お坊ちゃん設定だからお金はあるんだろうけどさ。
いいなー、アタシも「年越しはロンドンで」とか言ってみたい。
…言うだけなら出来るか。←

「相棒」観終わって、なんとなく考えた。
アタシはもともと映像関係にはそんなに興味がなくてあんまり見ないし、参考にしようと思って観たところでうまく自分に生かせた試しがないんだけど。
もしかしたら今回は利用できるものがあるかも。
ああいう関係でいられたらいいのかなぁ、なんて思ったんだ。

ちゃんとやれるかどうかは別にして。


実際、稽古では、案の定全然生かせてなかったし。
通しをやったはいいけど、個人的な出来の悪さといったら、もう。
足らない部分が多すぎて頭が回ってない。
ダメだー。
もっと頑張らないと。
もっともっと。