打ち上げで朝までいったら、早朝の中野で、最終的に引率の先生みたいになった。
「お家に帰るまでが打ち上げです。みんなちゃんと帰るんだよー?」
お久しぶりです、てんこです。
本当に今更ですが、年も明けてたし、おめでとうございました。←
もう去年の12月からずーっとばたばたしてて、自分のブログは一切触れないまま。
公演の稽古場ブログは書いてたけどね。

というわけで。
今年1本目。

演劇ユニット「クロ・クロ」第5回公演
「望遠ノート」

無事に終演致しました。
ご来場くださった皆様、応援してくれていた皆様、本当に有難うございました。

いや、本当に久しぶりなんだよ、打ち上げで朝まで頑張ったの。
すべて終わってしまうことが、こんなにも名残惜しいと感じていたのは、きっとアタシだけじゃなかったはず。
千穐楽が終わって、バラシが終わって、打ち上げにいって。
役者もスタッフさんも、関係者全員が笑顔で飲んでる打ち上げだった。
恒例の大入り袋が配られたあと、みんなで5円玉を交換したんだけど(「ご縁が回るように」って意味があるんだ)、交換しながら全員と話して、ふと周りを見るとみんな楽しそうで。
本当に素敵な縁に恵まれた公演だったなぁと思う。
アタシにも、「本当の幸い」が見えた気がするよ。

作品そのものは、もちろん、賛否両論あって。
終演後に友達にめっちゃ怒られたりもした。←
おそらく、本来はアタシ宛じゃなかったそれは、その日のうちに飲みながらきちんと和解出来てたけど、感想を言ってもらえるのは有難い。
受け取り方はそれぞれだから。
何か感じてもらえたら。
何か残せたら。
アタシたちは、そう思って舞台の上に立っている。

今回頂いた役は、アタシにとっては、生まれて初めての少年役。
自分の中に「彼」がいてくれるようになったのは、劇場に入る直前だったかな。
やっと見つけた。
見つけたら、「あれもこれも」と「彼」が動き始めて。
嬉しいことも不満もその場で全部表情に出すし、興味が沸いたら前のめり。
いつもアタシの前を駆けていく存在だった。
カムパネルラが列車を降りて、少しだけ大人になって。
それでもなお、希望を失わない「彼」は本当に眩しくて。
「信じることの強さ」を教えてもらったよ。
「彼」に追いつくべく、一生懸命アタシも駆けたけど、お客様の目にはどう映ったのかなぁ。
わからないけれど、どうか愛してもらえていることを願うばかり。


普段は小動物系の可愛い女子だけど、ときどきちらりと黒さが垣間見える、ゆうこちゃん。
真摯に役と向き合って、本当に深いところでソラミを演じてくれていた。
しっかり芯のある女の子。
アタシの演じていた「彼」は、「彼女」の背中をちゃんと押すことが出来ていたかなぁ。
ゆうこちゃんがソラミを演じてくれて、本当によかった。

本来は、今回の役とは正反対の性格をしている、額田さん。
「自分にはない」と言いながら、その想像力で確かに「お母さん」を演じてくれてた。
劇中でソラミの進路に口を出すシーンは、親になったことがないアタシは、ソラミ側にシンクロしてげんなりしてしまったり。
こういうお母さん、絶対いる。
そう思った人は、少なくないはず。

確かな演技力で、学者たちのなかで一番年長のアルベルトを演じていた、タイセイくん。
実年齢と、役との年齢差をまったく感じさせない彼の芝居は、一緒に舞台上にいて、本当に安心出来た。
アルベルトは、正直、彼以外に演じ切ることは出来なかったと思う。
淋しがりなタイセイくんには、いつまでも芝居をやっていてほしい。
君には君の芝居があるから、周りを恐れないで。

今回、ようやく初共演を果たした、藤堂さん。
今までは観たり観られたり飲みに行ったりばっかりだったけど、ようやく一緒に舞台の上に立てた。
舞台の上でも下でも、周りをちゃんと見てくれている、経験と余裕。
積極的に年少組を飲みに連れてってくれたり、役者間のコミュニケーションを取ってくれて、本当に助かった。
エドウィンの「私は、ありのままを観ることしか出来ない」という言葉に込められたこだわりは、きっと藤堂さんにしか出せないかっこよさで。
本当に、ずるい(笑)

もう何度めの共演かわからない、ママンスキー。
初めて共演したのも、MOMOだったんだよなぁ。
あれからもう6年以上経つけど、相変わらず舞台上ではあまり話せないまま(笑)
それでも今回は、初めて舞台上でしっかり向き合うシーンがあった気がする。
これから先も、きっと共演出来ると信じて疑わない役者の1人。
毎度思うことだけど、次はもっと舞台の上で話したいなぁ。
また、よろしくね。

好き放題遠慮なくものを言える相手、よりくん。
よりくんの初舞台の鋼鉄村松で共演してから、今回で共演3度目。
なんだかだんだん舞台上で話す機会が減っている気がする。。
でも、いつのまにか、めっちゃ芝居がうまくなってるじゃないか!
今回は記憶に残る1回と、記録に残る1回をやらかしてたけど(笑)
いつのまにか、舞台下での距離感が近くなってるじゃないか!
会う度にお腹を触ってた甲斐があるってもんだ。←
双子が入ってると噂の、特徴的なお腹は、衣裳のしょうこちゃんが作るのに苦労してた。←
だけど、あのお腹がなくなったら、よりくんじゃない!
実は、3月も共演。
次も一緒に頑張ろうぜ。

数少ない細身男子枠、うっしーくん。
中盤から出てくるのに、お客様の視線を一気にかっさらってったのは、間違いなくこの人。
誰よりもかっこいいフレッドになったのは、うっしーくんが演じたからこそ。
とにかく大変だった後半の舞台美術を移動させるシーンが、本番に入ってすごく楽しくなった。
舞台上でたくさん気持ちをもらっていたよ。
素直じゃないフレッドは、やっぱりカッコイイ。

ダメな大人の数歩手前、ちずわくん。
作・演出だからって、ちっとも自分のところの稽古をしてくれなくて。
だけど、いちばん本来の自分に近い芝居をしてたのは、彼だった気がする。
彼の作品だから、当たり前かもしれないけど。
演出にやたらと擬音が多いから、解読が非常に難解だった。
「ぱかっ」だの「ぱっかーん」だの「ぎゅー」だの。
次は通訳を雇っといてくれないかなぁ。。
あ、衣裳のリボンが自分で結べなくて、毎回しょうこちゃんに結んでもらっていたっていうのは、やっぱりダメな大人への道を着実に歩んでると思うよ?

好感度抜群のさわやか好青年かと思いきや、なかなかの天然系だった朝戸くん。
ドジっ子エピソードには事欠かない、というか、記憶に残る1回をやらかした、もう1人。
「サンダル王子」はもう忘れられないなぁ(笑)
もともと持っているプラスのオーラを落ち着かせて頑張ってたんだけどね。
そのまま、まっすぐ進んでほしい。
でも、ときには立ち止まって、自分の現在地をちゃんと確認するんだよ。
あと、お腹の成長には気を付けて。←

優しい優しいカムパネルラ、平くん。
いつのまにか、舞台の上にいる「彼」にとって、いちばん笑っていてほしい人になっていて。
おかげで、我慢できなくて、千穐楽はうっかり泣かされるし。←
普段は変態王子なのに、ずるい(笑)
打ち上げのときに「平さんとてんこさんは相性良さそうですよね」って言われたけど、それは舞台上で実感してる。
カムパネルラが平くんで、最後に笑ってもらえてよかった。
芝居をやらないのは、勿体ないよ。
カーテンコールの最後の最後、「彼」を待っててくれるカムパネルラと平くんの優しさがすごく好きだったんだ。


おそらく、今回のこのメンバーでこの作品をやれることは、もう二度とない。
もし万が一、もう一度集まることが出来たとしても、そのときに出来上がるのは、きっと今回とは違う作品だから。
出来るならもっと一緒にやりたかった。
でも、いつまでもここに留まっていたら、また車掌さんに怒られちゃうし。
アタシは「どこへでも行ける切符」を持っている。
それがいつか灰色になってしまうまで、前を向いて、信じて進み続けるよ。

ジョバンニでいられたこの数ヶ月、本当に本当に幸せでした。


今回も本当にたくさんの方にお世話になりました。
個性的な役者たち。
頼もしいスタッフさんたち。
受付のお手伝いに入ってくれたみんな。
それぞれの場所で、支えてくれていた方々。
そして、何より、観てくださったお客様。

関わってくれたすべての皆様へ。
誠に有難うございました!


また、劇場でお逢い出来ますように。

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ニシハラ フミコ。