演劇系企画 Funny*Flying*Fish
春公演 「たまご」


公演終了から1週間以上が経ちました。
ご挨拶が遅れまして、申し訳ありません。
ようやく、もう1度コナと向かい合うことが出来ました。


アタシの演じたコナという女のコは、すごく芯の強いコでした。
最初は彼女の抱えているものがわからず、悩み倒したけれど、後半に近付くにつれて、ようやく彼女に触れることが出来ました。
彼女はいきなり現れた事実と、真正面から闘っていました。
本来血の繋がった兄であるアワと、正しい家族の関係になるには、彼女にとって時間が足りませんでした。

「なんで好きになってあげられなかったんだろうって、なんで思わなきゃいけないの?」

これは彼女の本音だったと思います。
もう少し時間があれば。
お互いを知ることが出来れば。
受け入れて好意を持って接することが出来たかもしれないのに。
死に向かっていた家族を独りで逝かせてしまったこと、その原因は自分にもあること。
行き場のない感情に彼女は立ち向かっていました。
アタシにはない、意志の強さでした。

逃げないこと。
向かい合うこと。

コナとして過ごしていく時間が進むに連れて、みきさん演じるネリの言葉が胸に響きました。
あのとき確かにアタシは、コナは、ネリに心を救われたのだと思います。
アワが最期にどんな風に思っていたかはわからないけれど、アワを思ってくれるひとはここにいる。
それなら、アワを、ネリを、信じよう。
そしてアタシは、アタシなりに後悔しないように生き延びよう。
ノートを手渡し去っていくコナは、すれ違ったマユにすら気付かないほど、周りも見えなくなっていたけれど、その視界の先にはきっと“未来”が見えているだろう、とは演出の言葉です。
コナは乗り越えたから。
果たしてアタシは、コナと共に乗り越えられたのでしょうか。
今はまだ、わかりません。
でもコナでいられた間、すごく苦しくてツラかったけど、なんとか彼女を理解したくて、追い付きたくて。
すごく幸せな時間でした。
だからコナには感謝の気持ちでいっぱいです。


甘ったれのアタシに喝を入れてくれて有難う。
アタシは貴女の想いをきちんと表現することが出来ましたか?
アタシは貴女が大好きでした。
貴女に恥じないよう、アタシも精一杯生き延びようと思います。


今回もたくさんの方にご協力を頂きました。
特に演出のMiSAKiサンを始め、共演者のみんなにはたくさんご迷惑をかけました。
…自覚はちゃんとあります、今後はひたすら精進します。
それから、お手伝いくださったスタッフさん、劇場まで足を運んでくださったお客様。
1人でも欠けていたら、公演は出来ませんでした。
今回、関わったすべての方へ。

本 当 に 有 難 う ご ざ い ま し た !

心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。




ニシハラ フミコ。