キャバーン

ビートルズは
まだ無名だった






ハンブルクからリバプールに戻った彼らに
声が掛かった






ビートルズは
[リザーランド･ホール]の
ジャズステージに立った






リーゼントで
ジーンズに革ジャン
好き勝手にやった






ビートルズが演奏を始めた瞬間
客は驚きステージに駆け寄った
大騒ぎになった






そのステージがきっかけで
リバプールのクラブからひっぱりだこになる






ビートルズが
[キャバーン･クラブ]のレギュラーバンドになる






ジョンとポールは
すでに100曲位作っていたが
レコードは１枚もなかった






'60年
2度目のハンブルクでレコードを出す






といっても
バックバンドとして参加したものだった






ひどい仕上がりで
ドイツでしか出なかった






この頃
スチュワート･サトクリフが脱退
ベースにポールが入る






'61年秋
彼らはスターだったが






リバプールとハンブルクに限られていた






次はロンドンだ






ロンドンは大物が支配していて
地方のバンドなどあいてにしなかった






11月
ビートルズの演奏を見にキャバーンに男が訪れた