防水工事を施すべき場所は、屋根や屋上だけとは限りません。

なぜなら、建物にとって防ぐべき水は雨だけではないからです。

建物において防ぐべき水は大きくわけて3種類あります。


一つ目は、気象的な要因で発生する雨や雪です。

これらの水分は建物の屋上や屋根といった上方向から降り注いだり、風の影響により横方向から建物に当たったりして、建物外部に直接的に影響を与えます。


二つ目は、地下水(湧水)による水です。

地下水は地上に降った水が地下に溜まったもので、地域や地形、季節、天候などによって水量や水圧が変化します。

雨と大きく違う点は圧力がある点と影響のある点が地下という点です。


三つ目は生活用水による水です。

生活用水は、使用前の給水と使用後の排水に分けられ、これらの水が漏れる可能性のある場所にも防水が必要になってきます。

住宅では、浴室、洗面所、キッチン、トイレなどの水回りを中心に必要となります。

合成ゴムで作られた防水シートを重ね合わせてつないでいき下地に貼り付ける防水工法です。

施工性に優れ手軽に出来るシート状に成型した防水ゴムシートを、接着剤で下地に貼り付ける防水工事で、シートそのものは安定した分子構造を持っています。

伸縮性も高く耐候性にも優れますが、シート相互の接着は接着剤と粘着テープによるので、改質アスファルトや塩ビシートのように溶融一体化しません。

コスト面でも比較的安価に設定されており、目立ちにくいところの防水工事や応急処置としては最適の防水工事だと言えます。

基本的にシート自体が薄いため衝撃に弱いのですが耐久性および遮熱性にとんだトップコートもあります。

伸縮性のあるシートを使うため、建物の構造を選ばず施工ができ、軽量であるためにコストも安価です。

約12~15年という比較的長い耐久年数を持っていますが、実際に使用する場合は接合部分の接着剤の耐用年数を考慮しなくてはいけません。
P&Pステンレス防水工法とは住友金属工業株式会社によって開発された完璧な水密製を備えたステンレス屋根の防水工法です。

P&Pは「永遠にして完全」という意味で、P&Pステンレス防水工法の特徴を端的に表した名称です。

P&Pステンレス防水工法の主な特徴は、防水層(葺板)にステンレス薄板の長尺材を用い、その接合部をシーム溶接機により連続溶接し、1枚のステンレス板にする防水工法であるという点です。

接合部はシーム溶接され、溶接部の溶接速度や加圧力などの品質管理を厳しくすることで、溶接部の信頼確保に努め一体化した完全な水密性をもたせています。