フランス語
先日、居酒屋でフランス人観光客と食事する機会があった。妻の友人がフランスでホームステイした時に知り合った中年の男性で、初の日本訪問で、一人旅で3週間も東京に滞在予定、しかも英語が全くできないという強者だ。一応、僕も少しフランス語ができるということで呼ばれたが、「生魚は食べられますか?」、「どこに行きましたか?」くらいしか話せない。結局、彼のスマホの通訳アプリで会話するという情けない事態になった。
彼は日本の暑さに参っていた。こんな暑くて、電線だらけで、ごちゃごちゃの安普請の国に来て面白いのかさっぱりわからん。
それにしてもフランス語が全然出てこなかった。帰りの電車で、もっとまじめに勉強しておけばよかったと反省。この反省の気持ちは、中学生の頃から何度味わったことか。そしてその後も何の努力もしないダメな奴。
品川区の淋しい街角
酷暑
この暑さはフランス人でなくても、日本人でも辛い。早朝から夜中までエアコン無しでは生活できないほどの猛暑が続いている。個人レベルで温暖化対策をすべきと言うが、人間は自分が我慢できる範囲でしか努力しない生き物だ。大したことは出来ないから、温暖化は加速する一方だろう。東京で40度超えがノーマルになる日が来るのかも。気象庁の熱帯夜(25度以上)、真夏日(30度以上)、猛暑日(35度以上)の定義も5度ずつ上げる必要がありそうだ。どうでも良いが。
天気予報
天気と言えば、天気予報には若い女性の気象予報士ばかり出てくる。この時代にオヤジに媚びてどうする?朝は最後に「行ってらっしゃい」なんて手を振るのを見ると、この国の凋落ぶりがわかる。さらに夕方のNHKの首都圏ニュースでは、女性の気象予報士が「しゅと犬」と言う犬のぬいぐるみを手に持ちながら「暑いんだワン」とかやっている。日本人は本当にバカになったのか。
原発汚染水
日本と言えば、福島第一原発の汚染水(処理水)の海洋放出に向けて政府は躍起となっている。今月中に放出することは決まっているようだ(涙)。他に手段が無いのかもしれないが、海に育てられた日本が世界の海を汚すとは。日本神話の海幸彦も泣いていることだろう。
将来、人為的ミスで高濃度の汚染水を放出するなんてことも起きそうだ。その場合も専門家と呼ばれる人たちは「直ちに健康被害をもたらすものではありません」と言うのだろう。原発は人間が手を出してはいけない技術だった。こんな地震だらけの狭い国を原発だらけにしてしまった日本。あと何万年、後始末に苦しむのか?
プラスチックごみ
後始末と言えば、ゴミ問題だ。スーパーのレジ袋は有料になり買い物袋を持参するのが当たり前になったが、もっとやるべきことがあるはず。食品メーカーもスーパーも過剰包装、プラスチックトレー等を減らす努力をすべきだ。ゴミを出すたびにその量の多さに嫌になる。便利だから、楽だからという理由でゴミだらけの国になってしまった。それでも日本は20年くらい前までは環境先進国と呼ばれていたはずだが、原発事故以降は何の努力もしない国に成り下がった気がする。人口減で衰退はしていくものの、環境への意識は高い国であるべき。
ふるさと納税
環境への意識と言えば、ふるさと納税を自然環境保護や景観の改善のために積極的に使えば良いのにと思う。現状のふるさと納税は「全国美味いもの通販」を税金で補助しているような愚策だ。客寄せパンダみたいな返礼品は廃止して「ふるさとの自然を守るために」、「景観を改善するために」、「電線地中化にのみ」使いますのようなふるさと納税にすべきだろう。
と散々ぼやいていたら頭が湯気が出てきて、地球温暖化を加速してしまった。