5月18日、プロレスラーのビリー・グラハムが79歳で亡くなりました。

 

 "スーパースター" の異名を持つ、マッチョでゴージャスなプロレスラーでした。プロレスラーとしての一つの型を作った人でもあり、ジェシー・ベンチュラ、オースティン・アイドル、など彼から影響を受けたレスラーも多数でした。ステロイドの影響で長く体調を崩してましたが、意外と長生きでした。

 

 アメリカでは絶大な人気(悪役人気)がある一方、日本ではパッとしませんでした。大した技を持っておらず、殴る蹴る、ベアハッグ、バックブリーカー程度で試合を組み立てていました。でも、彼が活躍した当時の1970年代のアメリカでの試合をyoutubeで見ると面白いですね。観客も盛り上がりが凄いです。アメリカのリングでこそ映えるプロレスラーだったと思います。

 

 最後の来日となった1982年の新日本プロレスでは、テレビ中継に一瞬映っただけでした。当時、私はレスラー名鑑で見ていた幻の選手の来日を楽しみにしていたのですが、テレビに出て来ないので不思議に思ってました。その頃のボブバックランドとの抗争(試合)をyoutubeで見ると、動きがヨレヨレでお爺さんのようです。来日させたものの、テレビに出せるような状態ではなかったのでしょうね。

 

 英雄ブルーノ・サンマルチノを破ってWWWF世界ヘビー級王なり、次世代のボブ・バックランドへの橋渡し役にもなりました。そのバックランドから新世代のハルク・ホーガンへの橋渡し役となったアイアン・シークも6月7日に81歳で亡くなったというニュースが飛び込んできました。

 

 最近、ビリー・グラハムの試合やインタビュー映像をyoutubeでよく見ていました。猪木さんが亡くなった時の特別番組でグラハムvs猪木を見たからです。その関連でアイアン・シークの映像もホーガンとの試合を中心に見ていたのです。そんな二人が立て続けに亡くなったのは不思議な感じがします。

 

 スーパースター・ビリー・グラハムとアイアン・シークの冥福をお祈りします。

 

 

 



 


 

 

 

1970~80年代のプロレスは、いま見ても面白いです。