主に使ったのはこの2冊
6月の 日商簿記3級検定 に合格しました。
簿記は学生時代に少し勉強したことがあり、3級の受験を決意したことがありました。しかし、生来の怠け癖のおかげで勉強をせず、受験もしないまま終わりました。
いつかは受験するつもりでいたのですが、ただ時だけが過ぎてしまいました。
近年、簿記3級を受けなかったことの後悔の念が特に強くなってきました。「簿記」 という言葉を聞くだけで、何とも言えない複雑な気持ちになっていました。
今回の簿記3級の合格により、長年の心残りを解消することができました。
今年の4月、たまたま 合格TV という簿記サイトを知ったのです。簿記講座の動画と資料(レジュメ)を何故か無償で公開しているサイトなのです。
まずは、この合格TVで簿記の勉強をしてみることにしました。
10日ほどで合格TVの講座が終わったので、すぐに6月の簿記試験の受験を申込みました。書店で過去問題集と簿記ワークブックを購入し、簿記ワークブックで勉強を始めました。
この頃、乙種4類危険物取扱者の動画も見つけたので、その勉強も始めてみました。
すると、乙4危険物の勉強の方が面白くなり、簿記の勉強がしばらく滞ってしまいました。乙4は勉強の成果が出るのが早く、手間のかかる簿記と違って勉強が楽しいのです。
乙4危険物の試験については、近いうちに記事を書く予定です。
簿記の試験まで一月を切ったところで、簿記ワークブックに戻りました。試験の二週間前にワークブックの基本勉強が終わったので、過去問題集に移りました。
自分では最終仕上げのつもりだったのですが、この時、絶望的な気持ちになりました。
仕訳問題を除いて、まったく過去問題が解けなかったのです。
仕訳以外は、問題の解き方すらわかりませんでした。
ここで初めて、過去問題を解くことの重要性に気づきました。
あと二週間では無理だ、もう間に合わない、と一度は受験を諦めました。
でも、それでは過去の繰り返しになるので、今回ばかりは最後まで頑張ることにしました。ます最初の一週間で全12回分の過去問題をやると決め、それを実行しました。
まずは解き方を覚えるため、初めのうちは答えを見ながら問題を解いていきました。すると徐々に問題が解けるようになり、答えを見ないで合格点に達するようになりました。
この一週間での劇的な変化は、自分でも驚きました。
最後の一週間で、一日一回分の過去問題を本番形式の120分で問題を解く練習をしました。簿記サイトの予想問題もやってみましたが、過去問も予想問題もすべて合格点でした。
残りの時間で苦手問題を重点的に、何度も繰り返し勉強しました。自分で計画を立てた勉強を、その計画通りに最後までやり遂げました。
二週間前に一度は受験を諦めたのに、試験前日には少し自信が湧いていました。
予想外に簡単な試験問題にびっくり!
大きな不安と、ほんの少しの自信の中で試験当日を迎えました。
予想外だったことは、今回受けた140回の簿記3級試験が簡単だったことです。過去問題集で解いた全12回分とは比較にならないほど簡単でした。
合計試算表と清算表の合金額までピッタリ合ったのは奇跡だと思いました。勉強中に一度もできなかったことが、試験本番で初めてできたのです。
手応えも十分で、大きな充実感に包まれながら試験を終えました。
あの試験後の達成感、充実感、満足感は、言葉では表現できませんね。これまでの人生で経験したことがないような爽快な気分でした。
合格は確信していましたが、合格発表まで少し不安もありました。合格発表当日に自分の目で受験番号を確認して、ようやく安心できました。
長年の重荷から解放され、心身が軽くなったような気分です。
商工会議所で点数を確認したら 93点 でした。(第140回の簿記3級の合格率は 52.7%)
※追記(2015.08.27)
ようやく合格証書が交付されました。(仙台商工会で受け取り)