元WBC、WBO世界ヘビー級王者、ビタリ・クリチコ が現役復帰を正式発表しました。
クリチコは2005年11月の防衛戦の直前に突然、引退を発表しました。
試合に出るだけで700万ドル(8億円超!)の稼ぎがあったのに、それを捨てて、
王者のまま引退する道を選びました。(理由は膝の負傷ということでしたが)
王者のまま引退する道を選びました。(理由は膝の負傷ということでしたが)
王者のままの引退は、その後の政治家への転身のためだったのだと思います。
しかし、支持していた親欧米派の政党が政権を取ったことでロシアからの圧力を受け、
ウクライナ経済が急速に悪化。 支持政党の人気も急速に失速してしまいました。
ウクライナ経済が急速に悪化。 支持政党の人気も急速に失速してしまいました。
そんな中でキエフの市長選に出馬したクリチコは落選してしまいます。
クリチコの目論み通りには行かなかったようですね。
昨年の新聞記事です↓
【前WBC王者クリチコ氏落選】 前世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者ビタリ・クリチコ氏が立候補し話題になった ウクライナの首都キエフの市長選で、同市選管は4日、銀行家で最高会議(議会)議員の チェルノベツキー氏の当選を発表。クリチコ氏は次点で落選した。 国民的人気を誇るクリチコ氏は2004年4年末の「オレンジ革命」でユーシェンコ現大統領を支持、 独立広場の集会にたびたび合流し支援を呼び掛けた。昨年末にけがのため引退、「革命」を支持した 学生組織とともに新党を結成し、3月26日投票の市長選に出馬していた。
というわけで、膝の具合もよくなったので、現役復帰を決意したのでしょう。
ビタリの復帰は楽しみですね。
WBCからは、王者のまま引退したということで、特別に世界挑戦権が与えられています。
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