F1最終戦、ブラジルGP。
昨年に引き続き、ここブラジルがチャンピオン決定の場となる。
昨年はライコネンが7ポイント差を大逆転してチャンピオンになったが、今年は![]()
スタートを前に突然の雨![]()
10分間のスタートディレイとなるが、雨はすぐに上がった。
しかしながら路面は充分に濡れ、各車ウェットタイヤでのスタートを選択する。
そして決勝スタート![]()
上位のマッサ、トゥルーリ、ライコネン、ハミルトンまで順当なスタート。
がしかし…。
後方では、ロズベルグが今回が引退レースとなるクルサードに追突
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クルサードはこれでバランスを崩し、引退レースを数十秒で終えてしまう。
このアクシデントで、セーフティーカーがコースイン。
その間も、路面はどんどん乾いていく。
レースが再開すると、各車続々とドライタイヤに交換。
上位では、まずベッテルとアロンソ。
続いてトップのマッサ。
翌週に、トゥルーリ、ライコネン、ハミルトンが同時にタイヤ交換を行う。
このタイミングで、ライコネン、ハミルトンが、トゥルーリの前に。
が、しかし、…
全車がドライタイヤにスイッチしたところでトップはマッサ。
ライバルより一足早くタイヤ交換をしたベッテル、アロンソが続き、その後ろにライコネン。
その後ろには…。
なんとフィジケラ。
どうやらフィジケラは、セーフティーカーラン中にいち早くドライタイヤに交換していたよう。
これで、ハミルトンは6位。
このままの順位でゴールすると、チャンピオンはマッサの手に。
何とかフィジケラの前に出たいハミルトンだが、レコードライン以外はまだ濡れている状態でありオーバーテイクは至難の業。
それでも何とかフィジケラをパスし、チャンピオンの権利を自らの手に手繰り寄せる。
レースは進み、ラスト10周。
順位はマッサ、アロンソ、ライコネン、ハミルトン、ベッテル。
このまま終わればハミルトンがチャンピオンとなる。
が、ここでまたしても雨が…![]()
急激に路面を濡らす雨ではないが、後方を走る各車に続き、アロンソ、ライコネン、ハミルトン、ベッテルも再びウェットタイヤに交換。
そしてそれを見たトップのマッサも、翌周にピットイン。
ここで唯一ドライで走りきるという賭けに出たのがトヨタ。
その結果、マッサ、アロンソ、ライコネン、グロック、ハミルトン、ベッテルの順に。
ハミルトンは5位に後退するもまだギリギリチャンピオン圏内。
しかしベッテルが背後に迫る。
残り2周。
ハミルトンが周回遅れのクビサに抜かれ、そしてベッテルにもオーバーテイクを許す。
これでハミルトンは6位。
もう一度ベッテルを抜き返さないと、チャンピオンはマッサの手に。
マッサはトップでチェッカー![]()
母国GPでポールtoウィンを決めるが、チャンピオンの行方はまだ分からない。
そしてベッテル
vs
ハミルトンのバトルは、互いに譲らずファイナルラップ・最終コーナーへ。
彼らは揃って赤白のマシンをオーバーテイクしていく。
その赤白のマシンとは、4位を走行していたトヨタのグロック。
ドライタイヤでの奮闘も1歩及ばなかった。
これでベッテルが4位、ハミルトンが5位。
ハミルトンはファイナルラップの最終コーナーで、今一度チャンピオンを手繰り寄せ、23歳300日、史上最年少ワールドチャンピオンの称号を手にした。
≪決勝結果≫
優勝
フェリペ・マッサ(フェラーリ)![]()
2
フェルナンド・アロンソ(ルノー)![]()
3
キミ・ライコネン(フェラーリ)
4
セバスチャン・ベッテル(トロロッソ)![]()
5
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)![]()
6
ティモ・グロック(トヨタ)![]()
7
ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)![]()
8
ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
9
マーク・ウェーバー(レッドブル)
10
ニック・ハイドフェルド(BMW)
11
ロバート・クビサ(BMW)![]()
12
ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)![]()
13
ジェンソン・バトン(ホンダ)
14
セバスチャン・ブルデ(トロロッソ)![]()
15
ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)
16
エイドリアン・スーティル(フォースインディア)![]()
17
中嶋一貴(ウィリアムズ)![]()
18
ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)![]()
~以下、DNF~
ネルソン・ピケJr.(ルノー)
デビッド・クルサード(レッドブル)![]()
≪ドライバーズポイント≫
1
ルイス・ハミルトン 98
2
フェリペ・マッサ 97
3
キミ・ライコネン 75
4
ロバート・クビサ 75
5
フェルナンド・アロンソ 61
6
ニック・ハイドフェルド 60
7
ヘイキ・コバライネン 53
8
セバスチャン・ベッテル 35
9
ヤルノ・トゥルーリ 31
10
ティモ・グロック 25
11
マーク・ウェーバー 21
12
ネルソン・ピケJr. 19
13
ニコ・ロズベルグ 17
14
ルーベンス・バリチェロ 11
15
中嶋一貴 9
16
デビッド・クルサード 8
17
セバスチャン・ブルデ 4
18
ジェンソン・バトン 3
19
ジャンカルロ・フィジケラ 0
20
エイドリアン・スーティル 0
21
佐藤琢磨 0
22
アンソニー・デビッドソン 0
≪コンストラクターズポイント≫
1
フェラーリ 172
2
マクラーレン 151
3
BMW 135
4
ルノー 80
5
トヨタ 56
6
トロロッソ 39
7
レッドブル 29
8
ウィリアムズ 26
9
ホンダ 14
10
フォースインディア 0
11
スーパーアグリ 0
激動の2008年シーズンは、ドライバーズチャンピオン:ハミルトン、コンストラクターズチャンピオン:フェラーリで幕を閉じた。
フェリペ・マッサ![]()
母国グランプリでハットトリック。
自身に出来る最大限のことを成したが、チャンピオンには1歩、1ポイント届かなかった。
敗れたとはいえ、表彰台でのマッサは凛々しかった。
ルイス・ハミルトン![]()
昨年に続きポイントリーダーとして臨んだ最終戦。
掴んではすり抜けるチャンピオンの栄冠を最後まで諦めず、最後の最後で1ポイントを手繰り寄せた。
まず今回ばかりは、この2人に惜しみない拍手を送ろう![]()
そして、今シーズンを面白くしてくれたクビサ、ベッテル、トヨタが、この最終戦も面白くしてくれた。
最後までどうなるかわからないレース。
筋書きのないドラマとはよく言われるが、2年連続で劇的なチャンピオン決定。
本当に誰かが演出しているんではないかというレースだった。
あらためて言おう。
やっぱりF1はおもしろい![]()
