今、隣の部屋から(私はマンション住まいである)
「あうあーうあーーあうあーうあうあうああー」
などと奇妙な叫び声が聞こえてきた。
私の隣の部屋は頻繁に住人が変わる。だいたい1年おきに入れ替わるのだが
いつも一癖も二癖もありそうな輩である。
(もちろん私も他階の住人からはそう見られていると思う)
今の住人は30歳くらいのフリーターのような男でぱっと見はおとなしそうな
地味男である。
今日は「あうあうあー」と叫んでいるが
昨日は「あーいしてもいいかーい」などとガクトの真似をした歌声が聞こえていた。
劇団員か声優志望かよくわからないが健常者だが
今は知的障碍者の演技をしているように見える。
さて話は変わるが探偵業でも演技力が問われることが多々ある。
そもそも張り込み自体が演技である。
尾行も撮影もすべて演技である。
聞き込みに至っては演技の極みである。
演技というのはほんの少しだけ大げさにするのが良い
ほんの少しだけ あるいは相手が認知できるレベルで
ここが重要である。
これを当流では
アクティブスキル エミュレート
として教授している。
正しい探偵術を学びたいなら講座受講をお勧めする。