黒騎士探偵術 極意

強視力(Eagle eye)

 

静止視力、動体視力、深視力、視野などすべてを含む。

 

非常に重要な要素で目が良いだけで他の探偵より1歩どころか3歩は先じられる可能性がある。

視力の良いものは張り込み時に遠距離から張り込めるため調査発覚が起こりにくく、ベースラインの認知範囲が広がり
些細な変化や所作を見落とさなくなる。

偶然視界内に入った対象者、対象車両を視認し捕捉できる。

その他、ちょっとしたヒント、手がかり、チャンスを見落とさない。

 

先天的素質で身体面を挙げるとすれば上位に入る。

 

目が悪いと右に曲がった車を左に曲がったと勘違いしたり

車のナンバープレート、標識などを瞬時に判別できなかったり

数秒物陰に隠れた対象を完全に見失ったと錯覚し慌てふためいて本当に見失ったり

警戒行動のサインを見落としたり

重要なヒントに気づけなかったり

 

などなど探偵としての自信喪失の機会ばかりに恵まれてしまう。

後述するスキル アウェアネスも視力を基盤としている。

中年以降の調査員が限界を感じ引退していく一因にこの視力の低下が挙げられる。

 

アウェアネス(観察力)について

玄関前の傘が移動している。

傘が濡れている。

ほこりがついている。ほこりがない。

使用感がある。使用感がない。

生活感がある。生活感がない。

タバコの吸い殻。

落ち葉。

紙屑などのゴミ。

車についた指紋。

ドアノブの指紋。

何かを引きずったような跡。

床に残るゴムの跡などなど

 

調査中にそれらに気付けるセンスのあるものもいれば全く気づけないものもいる。

気づけないものはやはり二流止まりでただ対象者の背後をついていくだけの調査員に過ぎない。

 

ではどのようにしてこの観察力を磨くのか

第一に先ほど挙げた視力である。

まず見えていなければ気づくことが難しい。

視力の良いものは精細に見える為、ささいな変化に気づきやすい。

視力の悪いものは全体的にぼやけて見えているために些細な変化に気づけない。

また探偵業においての観察力というのは他との比較ができるかどうかともいえる。

この他と言うのは天地人から物、匂いなどすべてにおいて当てはまる。
例えば前日の対象者と本日の対象者の比較であったり

例えばマンションであれば近隣居室と対象者居室の違いであったり

また対象者宅も同じく前回の調査時と今回の調査時で変化している箇所であったり

とにかく平常時と違っている。いわゆる不自然な状態であるということに気付けるか否かである。

 

これが長ずれば

調査が発覚する事前にその兆候を掴めたり

浮気調査などにおいては

対象者が浮気相手と接触する前に気づけたり

見たこともない人物が調査関係者であると気づけたり

その他あらゆる状況において事前に察知できるようになる。

ではいかにしてこれを習得するか
生来のセンスがある者はそれでよい。
そして人類は元々生存の為この能力には長けている。
現代人はそれを一時的に忘れてしまったか退化させてしまっているだけである。
思い出させる方法は様々だが

方法は門弟以外は非公開である。さらに進んだ探偵技術を学びたい方には

黒騎士探偵術 極意 の講座受講をお勧めする。