2016/10/20(木)にJRAより最新の一覧が公開され、M.デムーロ騎手のエージェントが変更になったことがわかりました。
始めにエージェントとは何か、その利点と問題点について解説します。
2017年になり、JRAはエージェント制度を改革しようとしているニュースが飛び込んできました。
これまでの問題点と改革内容について、お伝えします。
エージェント制度
エージェントとは呼称で、正式には「騎乗依頼仲介者」と言います。
調教師/馬主から騎手への騎乗依頼を本人に代わって受け付ける人のことを指し、JRAへの届け出が必要です。
現制度で1名のエージェントが担当できる騎手の数は、3名+若手騎手1名と制限があります。
利点(メリット)
まずは騎手側のメリットとして、騎乗依頼の管理を仲介人の任せることで負担が減り、レースに集中することができます。
エージェント制度の先駆けは岡部騎手と言われておりますが、レースに集中したいという理由から始まったそうです。
次に調教師/馬主側のメリットは、エージェントが担当する騎手内で調整ができるため、意図した騎手が騎乗しやすいということです。
例を挙げるとすれば、ルメール騎手と浜中騎手は同じエージェントのため、ルメール騎手に先約があっても、浜中騎手が騎乗してくれます。
ルメール騎手に断られた時点でリーディング上位の騎手が埋まっており、リーディング下位の騎手が騎乗することになれば、馬主からの信頼が落ちる可能性もあるでしょう。
問題点(デメリット)
力のあるエージェントに強い馬の騎乗依頼が集中し、他のエージェントと契約している騎手には有力馬が回って来ない点が挙げられます。
2015年9月に突然引退した藤田騎手がエージェント制度の弊害を訴えたことで、にわかに注目を浴びました。
また、何人かの騎手だけに騎乗依頼が集まりやすくなり、騎乗経験の少ない若手が育たないという懸念もあります。
エージェント一覧
主にリーディング上位騎手について、2017年3月9日現在のエージェント一覧は以下の通り。
井上政行 (競馬ブック)
デムーロ、川田将雅
豊沢信夫 (競馬二ホン)
ルメール、浜中俊、城戸義政
櫻井眞人 (優馬)
和田竜二、松山弘平、松若風馬、森裕太朗
坂倉和智 (優馬)
田辺裕信
武山修司 (デイリー馬三郎)
吉田隼人、大野拓弥
小原靖博 (元競馬ブック)
福永祐一、岩田康成、四位洋文、小崎綾也
平林雅芳 (元ホースニュース)
武豊
橋本貞男 (元ホースニュース)
幸英明、秋山真一郎、菱田裕二、義英真
中村剛士 (元地方騎手)
戸崎圭太、内田博幸
制度改革の内容とは!?
改革の主内容は、エージェントと専門紙トラックマンの兼業を禁じることです。
新たな規約でエージェントとなった者には、馬券購入の禁止に加えて、馬券予想が禁止となる予定です。
規約が成立すれば、競馬マスコミで予想を公開している者は、エージェントかトラックマンを辞めなければなりません。
エージェントは、厩舎関係者と同等の情報が入ってくる立場なので、馬券の購入は公正ではないというのが理由だそうです。
だったら、なぜ今まで認めていたのかという疑問が残りますが・・
柴田善臣は「俺なんか一人でできるわけない」と言っていますが、善臣なんかの馬券は買えません。
福永は「新制度では成り立たない」。確かに有力馬に恵まれていました。
横山典、蛯名は既に自分で騎乗馬探しをしています。