下赤塚駅から徒歩22分ぐらいの場所にあります。
隣にある東京大仏には小学生の時に訪問しましたが、赤塚植物園は初訪問です。
意外と楽しめたのが本音で、四季折々のお花を楽しむには素敵な場所です。入園料は無料です。
この植物園は、武蔵野の面影を色濃く残す赤塚の丘陵地を活用し、自然や植物がより身近なものとして親しむことができるような施設として1981年(昭和56年)10月に開園しました。
本園と万葉・薬用園からなり、本園は、狭いながらも樹木見本園として多くの樹種が植えられ、その下には野草も可憐な花を咲かせます。また万葉・薬用園に詠まれた植物や薬用植物が植えられています。
近くには、美術館・郷土資料館・都立赤塚公園等があり、自然に恵まれた散策コースになっています。
本園には、管理舎、事務室のほかに、緑の相談室・図書室・講習室を併設しています。緑化教育指導員が常駐し、植物に関する相談や調べもののお手伝いをしています。また講習室は園芸教室などを開催したり、緑に関する作品や記録を展示発表する場になっています。芳香のある花木を植え、点字の説明板を設置していますので、目のご不自由な方にも楽しんでいただけるような工夫がされています。本園の一番奥にあるこの場所は、広い芝生とケヤキの木陰があり、とてもゆったりした時間を過ごすことができます。日本庭園、竹林が訪れる人を静かに迎えてくれる日本庭園は、垣根・灯篭・ししおどしなどの見本があり、その雰囲気をより一層、趣きあるものにしてくれています。
万葉集に詠まれた植物や薬用植物が植えてあります。案内板には万葉集の歌が書かれているので、植物と合わせて楽しく学べるようになっています。
わが背子(せこ)が 捧げて持てる ほほがしは あたかも似るか 青き蓋(きぬがさ) -僧恵行(第19巻、四二〇四)
訳:あなたさまが持っていらっしゃるほほがしは、まるで青い蓋(きぬがさ)のようですね。
この歌に出てくる「ほほがし」とは、ホオノキのことではないかと考えられています。また「わが背子」とは、歌人の大伴家持を表しています。「蓋」は織物の傘で、高貴な人に使われました。ホオノキの枝先に束生し、輪生状に茂る葉が、この歌の詠み手には蓋のように見えたのではないでしょうか。
忘れ草 我が紐に付く香具山の 古りにし 里を忘れむがため -大伴旅人(第3巻、三三四)
訳: 忘れ草を私の紐に付けます。香具山のあるあの懐かしい古里を忘れられるように。
ノカンゾウは中国の漢文に「忘憂草」として登場しています。そしてそれが日本に伝わり、「忘れ草」と呼ばれるようになりました。万葉人たちは、身につければ恋しさを忘れさせてくれる草として、様々な歌に詠んでいます。由来は、食べると心配事を忘れるほどおいしいからなど諸説あるようです。





















