私立中学の入試は多様化し、複数教科の融合問題で思考力や表現力などを測ったり、英語を導入したりする学校が増えている。
東京都市大学等々力中学校の模擬問題では「富士山の登山に必要な食事や持ち物は?」という問題を出題している。
2017年に始まる特色ある中学入試では、
・大妻中野@東京都は「乗客がはみ出したまま走るインドの列車を見て、思ったことを350~400字で書く」
・鎌倉女子大@神奈川県「4コマ漫画を見て、自分の考えを文章にする。面接で理由を説明する」
・八雲学園@東京都は「『未来の私』の作り方」などの問題文が出され、400~600字で自己表現する。
・西大和学園@奈良県は「模試の成績や資格、受賞歴などで選抜した児童に作文や集団討議などを課す」
・女子聖学院@東京都は「朗読された文章を聞いて設問に答える。与えられた三つの単語を使って話を作る」
正しい数字、答えを出すのではなく、複雑な条件の中で自分なりの考え方を出してくださいというアプローチに変わっています。
これは試験を採点する人も悩ましく、課題になっている。採点の基準は、色々な角度、視点を交えているのか、集団討議する際には誰の議論を採用したのか、それを選んだ理由。
富士登山に関しては、ヘリコプターで行けば楽じゃんと思うけど、それって登山なの?と様々な意見が分かれます。
今後の中学入試は入試問題を解くことと正しい答えの導きかたが問われる時代になるでしょう。
少子化と言われる中でエスカレーター方式で大学まで進める、ある程度の進学校であれば内申点により進める学校も選べる。親の世代が大学入試で大変だった事を考えると、小学生には大変だけど、後の事を考えれば楽になるよという親の気持ちの現れなのでしょう。
別会社の上司のお子さんがサレジオ学院(当時)の入試の際は、仕事どころではなくて、やや浮き足だっていたのが印象に残っています。