バビがごはんをおごってくれた! | 小鳥のさえずり-親子5人ロンドン生活

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ロンドン南東部ブラックヒースでの小鳥のさえずりがBGM生活もついに11年目突入!8歳、6歳、4歳の3人の子供たちに振り回され、1ヶ月が1週間に感じるばたばたで自転車操業な毎日のあれこれを綴っています。

6月18日(土)、朝から晩まで全力疾走すぎて、息つく暇もなかったけど、バビちゃんのおかげでじーんとしたし、晩ごはんを作らなくて済んだ!
 
午前は、日本語補習校の年に一度の大イベントである運動会が学校の校庭で盛大にありました。私はちょうどクラスボランティアの当番が入っていた日だったので、朝8時には家族全員でうちを出て、9時から運動会の終わった12時半までフルで担任の先生のサポートとして、バビのクラスの子達をまとめたりしました。
 
{55AD27E5-9554-4E80-9CE4-B0806E7FF202} →こちら、バビが運動会で一番楽しかったという大玉ころがしの様子。一番右端がバビです。
 
前日が大雨で、運動会の開催が危ぶまれたぐらいだったから、芝生の校庭はぐっちょんぐっちょん。子供たちは大半がどっかでこけてどろどろだし、玉入れの玉も水を吸って大変だったよ。
 
そして午後は、子供たちが行っている地元の小学校で、保護者会主催のサマーフェア(夏祭り)がありました。補習校から車でそのまま直行しました。
 
今年は開催時間が12時から14時までだったから、クロイドンの補習校からなんとか帰ってこれる時間が13時半な私たち一家はほとんど参加出来ないなあとは思っていました。
 
でも私が学級委員なので、これまでもずっとサマーフェア開催のための準備をして来たし、顔も出さず、当日の手伝いもせずという訳にはさすがにいきません。
 
また子供たちにとっても、「学校の夏祭りに行かないなんてあり得ない」って感じで、「補習校のせいでサマーフェア行けないかもなの?!」ってバビちゃんには泣かれるし。「それなら補習校休む」とか言われかねないので(さすがに運動会は心待ちにしていたので、運動会なら仕方ないなあって感じでしたが)、なんとしてでも連れて行かないと。
 
{34E31F2A-CBA1-449B-B21C-62D28CDA45C0} →サマーフェアでは、顔の入っていない写真はこれぐらいしか撮っていないので、ケーキコーナーで撮った写真を。
 
夏祭りで売られるケーキはすべて保護者の手作りです。これ、どう見てもアリスのうさぎってイメージ?横にはいかれ帽子屋のトップハットをかたどったものと思われるケーキがあるし。(黒地に星が付いているやつ。)いかにもこっちのケーキで食欲はわかないけど、それにしても器用な人がいるもんだなあ、と感心して撮った写真です。
 
お祭りが盛り上がっていたので、30分延長開催になったため、子供たちもマジックショーを見たり、屋台で食べ物を買って食べたり、出し物で遊んだりと、さくっとは楽しむことが出来ました。
 
そしてその後、子供たちは彼と一緒に帰ってもらって、私は後片付け部隊の一員として、1時間ちょっと勤労奉仕しました。使わなかったワインだ、ビールだをあっちに動かしたり、売れ残ったバザーの商品を片付けたりなど、要は思いっきり肉体労働ですな。
 
さすがに帰ってきたら、どどーっと疲れを感じました。学校ボランティアに次ぐボランティアで当たり前か。
 
でも今日はさらに駄目押しでもう一つ、バビちゃんと私による秘密企画が。さらに出かける元気なんてさらさらなかったけど、今晩は晩ごはんを作らなくていいと思うだけで、かなりありがたかったかあ。しかもバビちゃんの気持ちだしね。
 
バビちゃんと私による秘密企画というのは、バビちゃんとママでパパとおばあちゃんを中心とした家族全員をレストランでの晩ごはんにご招待するというもの。バビちゃんが、「おばあちゃんにお誕生日にもらった20ポンドで、父の日だから、パパとおばあちゃんをごはんに招待したい」と言ってきたんだよね。
 
バビちゃんは物の値段があんまりよく分かっていないから、20ポンドで家族5人+おばあちゃんがレストランでごはんが食べれると思ったみたい。「とても気持ちは嬉しいけれども、20ポンドは子供3人分のごはん代になるかどうかでしかないんだよ」と言ったらがっくりしていたので、ママが父の日のプレゼントとしてお金を足すから、それでみんなでどこかにごはんを食べに行こうということになったのでした。
 
バビちゃんには「ピザ・エクスプレスとか、そういう子供っぽいところ止めてね。素敵なレストランにして!」と言われてびっくり。子供たちと一緒に行くから、そういうキッズフレンドリーな所でなきゃいけないかと反対に思っていたからさ。
 
それで彼には内緒でこっそり近くの彼が好きなフレンチ・ブラッセリーのお店の予約を取っていたのでした。そしてお母さんにも事前に電話をして、趣旨も説明した上、お母さんの予定も押さえておきました。
 
ということで、うちに帰った時点で、彼にサプライズで私とバビちゃんが晩ごはんにご招待する旨を伝えた上、自分の体力を復活させるため、私はベッドに倒れるようにして緊急に昼寝もしました。
 
そしてお店に現地集合でお母さんとも合流。お母さんと彼は「バビちゃんにごちそうしてもらうなんて」とジーンとしていました。最近、緊縮財政のため、そうそう家族みんなでちゃんとした外食も出来ないし、息子や孫にごちそうしてもらう一皿は格別な味がしたようです。ふたりともものすごく喜んでいたね。
 
{A7BBD597-5D45-4E88-BC2F-94025A03BADA} →彼が思い出にと撮った写真を借用。バビちゃんがお誕生日にもらったお金というの、どちらにしても私が箱に入れて預かっていたんだけれども、それを持って来て、本人と周りのみんなが分かるような形でお支払いしました。バビちゃんはちょっと誇らしそうでした。
 
我が家では、普段、気前が良くて、自分の持っているものを無私でなんでも分けてくれるというのはバブラちゃんなんです。時には自分にとって大事なものでも、大好きなラッキーちゃんやバビちゃんに強くねだられると、嫌だけど、仕方ないなあとあげてしまうから、親である私が「そこまでしなくていいんだよー」と待ったをかけるほどの気前の良さ。
 
で、どちらかというと、バビちゃんは人とシェアするといっても、けちんぼなので、人にあげる分が鼻くそ程度みたいなタイプなのよね。「僕のお金は僕のだからね!」と主張してくる方。
 
そんなバビちゃんが大きい物が買いたいからと、ずっと大事に取っていた現金と商品券のうちの現金を使って、自発的にごちそうしたいと言ってくれてさ。知らないうちにこの子も大きくなっているんだなあ、優しい気持ちの持ち主に育ってくれているんだなあと、私はじーんとしてしまいました。

 

{2E911A79-04A8-4EFF-BDC9-555452A95D68} →息子から初めて少々、おごってもらっちゃった記念の日だから、帰りがけにこの日のヒースの様子を写真に収めておいたよ。このアングルで家族記念写真も撮りました。
 
バビちゃん、優しい気持ちでみんなをごはんに招待してくれて本当にありがとう。ママはバビがとても誇らしかったよ。疲れ果てた一日の終わりはほっこりした気持ちでいっぱいになりました。
 
(今回の写真は6月18日、ロンドンの各所で)
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2016.06.19 00:13 (facebook)
With Babi chan's suggestion, we went out for Father's Day dinner one day earlier. Babi told me that he wants to take his daddy and nanny out for dinner by using his birthday money from nanny for Father's Day! I got so touched. I told him that £20 is not enough for dinner for 6 of us, but mama will add the money to cover the bill. He said not to book a place like Pizza Express and it needs to be a posh one for Father's Day. My husband's favourite Turkish place was full when I called up yesterday, so we went to local Cotes. Both my husband and my mother-in-law were so pleased that Babi took them for dinner for the first time.