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今日、思わぬところで栗拾いをしました。場所はなんとうちのアパート群の敷地内で、交差点に面している辺り!ここに4年以上住んでいて、そんなところに栗の木が植わっているとは全くもって露知らず。っていうか、坂を降りて行くのでも、そのルートを滅多に歩かないからさ。だから気付きようもなかった訳で。今日、なんか気が向いて、いつもの道と違う道を行ったら、栗らしきものがいっぱい道に落ちていたのよ!わああーっと興奮★



これにはちょっとした前ふりがあってね。まずは、バビちゃんが大阪で体験入学で行っていた幼稚園のお友達のママから「遠足で栗拾いに行った」という話を聞き、日本の秋らしくていいなーと思っていたの。
バビちゃんは、こっちで毎年行くイチゴ狩りがとにかく大好きで、2年前にカナダからリサが来た際に一緒に行ったりんご狩りのこと(http://ameblo.jp/blackheath/entry-11040498047.html)も「また行きたいなあ」と未だによく話しているほど。
また大阪の幼稚園にいた際、園バスに乗って近郊の提携の農園に玉ねぎ掘りや大根の収穫に行ったのがとにかく楽しかったみたいで、3学期最後の授業参観で「年少さんの1年で何が一番楽しかったですか」という先生の問いに対して、ひとりひとりが立って答えた時にも「畑に行ったことです」と答えていたぐらい。(その他の子と全く傾向の違う、とてもレアな答えだった。)果物や野菜の収穫がとにかくツボにはまるらしく、好きなんだよね。楽しいもんねえ。
だから「栗拾いなんて、行きたかっただろうなあ」って思ったんだ。こっちでそういう類いの遠足って聞かない感じがする。
そう思っていた矢先、バビちゃんのお友達一家がこの週末、近くの公園に栗拾いに行ったというのを、私のママ友のフェイスブックでの近況報告で昨晩、知り、「そっかー、なにもこっちでも栗拾い自体はやろうと思えば出来たんだよね」と改めて思っていたところだったの。
うちから近いグリニッジパークには栗の木がたくさん植わっていて、シーズンになると、栗運び用の大きなゴミ袋を持った中国人が大挙してやって来るので有名なぐらいです。
栗を拾うのはもちろんいいんだけど、中国の人たちは木を揺すったり、棒を持って木をつついたりと、手段を選ばないというか、やる気満々すぎるため、近隣の住民から苦情が入ったみたいでさ。(本当に噂通り、山のような栗の入った重そうな袋を無表情で背負っている中国人っぽい女性を昨年目撃した時はびっくりした!)ここ2年ほどは、グリニッジパークの栗の木辺りに絵入りで「木を揺すって実を取るべからず」みたいな標識があちこちに設置されているんだよね。だから自分が拾いに行くのは考えたこともなかったの。
大体にして、根が怠惰なため、栗ごはんは超大好きだけど、栗を剥きたくないってのもあってさ。子供の頃、栗ごはん用に栗を剥いている母がたまに包丁で手をぶっちゅり切っているのを見ているから、「栗ごはんは剥き栗で炊くのでいいよ」っていう先入観、恐怖感がすごくあるのかもな。
しかも私には当初、栗にしか見えなかったコンカーとはどうやって見分ければいいのかも分からなかったの。そうしたら似たような質問をしているお友達に対して栗拾いに行ったというママ友が「先っぽが尖がっているのは栗で、コンカーは全体的に丸々していて、見たら全然違う」みたいにお返事していたんだよね。
ちょうどそれも読んだところだったから、「この道に転がっているのはもしや栗では?!」とテンションがきゅーんと上がったんだ。


それにイガイガをこじ開けて中身を出すのも、イガイガがちゅんと刺さったら結構痛いよね……。日本の幼稚園の栗拾いではこの辺はどう対処しているんだろうと気になりました。



栗を開いても、ちゃんとした丸い栗にはそうお目にかかることが出来ず、小さいどんぐりみたいな形のばかりがいっぱい詰まっていたよ。これには実がないから食べれないよなあと、栗を開く度にがくっとしたりして。

お昼頃、元気になってきたバブラちゃんと栗の木を見つけたので、まずふたりで一緒にわいわいとちょっと取って。絶対にバビちゃんもやりたかろうから、学校帰りに大回りをして、栗を拾ってからうちに帰りました。そこまで根を詰めた訳でもないし、栗の木は多分、1本だけにも関わらず、結構拾えているよね?写真にあるような、きれいで大きい栗は滅多に見つからないので、宝探しみたいな感じがなんだか楽しかったです。
けいこちゃん、栗拾いの楽しみを教えてくれてありがとー。
(今回の写真はすべて10月8日撮影)
